――アプリ開発では先輩となるチャップマンさんですが、WWDCはいつから参加されているのですか?

チャップマンさん:僕は、2013年が初めてのWWDCでした。専用のWebサイトでWWDCの申し込みをしようとしたのですが、世界中の人が一気にアクセスするから500番の内部サーバーエラーが出て進まなかったんですね。運よく登録できて興奮したのを今でもよく覚えています(笑)。

WWDCが始まってさまざまなセッションに参加したのですが、クレイグ・フェデリギさんをはじめアップルの偉い人もセッションに顔を出して気さくに話しかけてくれるのに驚きました。アップルの人たちは、アプリの開発者を大切なパートナーだと思ってくれているんです。そんなこともあって、1回目のWWDCが貴重な体験として特に印象に残っていますね。

――WWDCの魅力はどこにありますか?

チャップマンさん:僕は、まず基調講演を楽しみにしています。どのような新しいトピックが飛び出してくるか、毎回ワクワクさせられますからね。お披露目された新しい技術や機能を見て、これをベースに何が作れるか、Moneytreeのユーザーにどのような新しい体験を提供できるかを考えています。

昨年の基調講演では、大幅に機能が強化されたiMessageに注目したので、のちのセッションでiMessageチームのコアメンバーにじっくりと話を聞きました。インターネットを使えばさまざまな情報が得られますが、ネットに載っていないことも意外と多いんです。WWDCに参加すれば、アップルの開発メンバーと直接話ができるので、同業のライバルに対して優位に立てますよ。

人気のあるセッションに参加するためにはかなり並ばなくてはなりませんが、ただ時間を浪費するわけにはいきません。前後に並んでいる人と「どこから来たんですか?」とコミュニケーションを取りつつ軽く情報交換をすれば、思いがけず有用な話が聞けることもあります。その際、ちょっとしたお礼を渡すといいでしょう。もちろん、高価なものを用意する必要はなく、日本ならではのものをプレゼントすると喜ばれます。

新しい人と会ったり人とのつながりを維持する目的でも、WWDCは大いに魅力的な場だと感じています。会期中、できるだけ多くの人と会うようにしています。

平井さん:僕も、スカラシップでWWDCに参加した他国の方と交流することを一番楽しみにしています。日本にいると、海外の方とつながるのはなかなか難しいので、積極的にコネクションを張っていきたいと思います。


平井さんにとって初めてのWWDC、さまざまな知識や人脈を手に入れて世界が大きく広がるのは間違いないでしょう。今回のWWDCでも、基調講演の様子はインターネットでライブ中継されますので、ぜひチェックしてみてください。編集部でも、現地からのリポートを精力的にお伝えします!