米Googleは8日(現地時間)、開発者カンファレンスGoogle I/O 2018の中で、Googleマップの新機能を発表。スマートフォンのカメラで周囲を撮影した画面上に、目的地までのルートをオーバーレイ表示できるARナビゲーション機能を披露した。
目的地の近くまで来てGoogleマップを開いても、自分がどこの方向を向いているかを把握できない場合がある。しかし、今回発表されたARナビゲーション新機能では、スマートフォンのカメラをかざすと、映し出された周囲の映像の上に、建物の情報や道路の名前、目的地までのルートなどがオーバーレイ表示され、ユーザーが現在地を把握でき、目的地に容易にたどり着けるようになる。ARキャラクターが目的地まで案内するアニメーションも表示可能。カンファレンスでは、「この機能ですぐに自分がどこにいるかを認識できる」と紹介された。
このほか、個人の好みに適したお店や場所などをピックアップするFor you機能や、機械学習により、お店や場所をタップすると自分の好みとの関連度を数字で表すYour match機能、他者と手軽に場所の情報をシェアできるグループ機能なども発表された。
これらの新機能は、Android/iOSアプリ向けに今後数カ月以内に提供される。