撮像素子は、有効2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。今回使ったのは試作機のため画質評価はできませんが、画像処理エンジンが最新の「DIGIC 8」に進化したことで、さらなる画質向上が期待できます。

  • 手ブレ補正については、これまでと同じくレンズ側での補正となるが、レンズ交換式カメラでは初の仕掛けとして「デュアルセンシングIS」を搭載。これは、ジャイロセンサーによる光学ISユニットの制御に加え、CMOSセンサーの画像情報からブレ量を検出し、その2つの情報によってより高精度に手ブレを抑える仕組みだ

  • 「マウントアダプター EF-EOSM」を装着すれば、一眼レフ用のEFレンズやEF-Sレンズが使える点は便利だ。とはいえ、マウントアダプターなしで使えるEF-Mレンズの種類がまだ豊富とはいえないことは課題といえる

トータルとしては、小さなボディに高機能がぎっしりと詰め込まれた意欲的な製品という印象を受けました。ビギナーに配慮したシンプルな操作性とデザインでありながら、AFや連写などは上位モデルに勝るレベルで、ぜいたくなカメラに仕上がっています。日常的に持ち歩いてスナップを楽しんだり、旅行やイベントなどの記録用にうってつけです。

  • カラーバリエーションは、写真のホワイトに加えてブラックを用意。ホワイトのレンズキットにはシルバーのレンズが付属する

製品版による実写レビューは、改めてお伝えする予定です。

  • シーンインテリジェントオート(F6.3、1/500秒) ISO100 ホワイトバランス:オート 焦点距離:45mm レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM(撮影は開発中の試作機によるものです。画像サイズは1500×1000ドットにリサイズしています)

  • 絞り優先AE(F6.3、1/40秒) ISO100 ホワイトバランス:太陽光 焦点距離:39mm レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM(撮影は開発中の試作機によるものです。画像サイズは1500×1000ドットにリサイズしています)

  • シーンインテリジェントオート(F5、1/160秒) ISO250 ホワイトバランス:オート 焦点距離:35mm レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM(撮影は開発中の試作機によるものです。画像サイズは1500×1000ドットにリサイズしています)