東プレは9日、PC用キーボード「REALFORCE」第2世代モデルとなる「R2」シリーズのテンキーレスモデル8機種を発表した。2017年冬に登場したフルキーボードモデルの発表当初からテンキーレスモデルを望む声もあり、省スペース派には待望と言っていい新製品だろう。

現行(フルキーボードモデル)の本体サイズはW455×D142×H30mm。今回のテンキーレスモデルはW369×D142×H30mmなので、奥行き・高さは現行モデルと同じながら、幅だけが8.6cm分短くなっている。重量は1.1kg。ここではAPS+静音仕様のテンキーレスモデル(ブラック)の外観を写真で見ていこう。

  • 「REALFORCE」R2シリーズ、APC機能+静音の最上位テンキーレスモデル(R2TLSA-JP3-BK)。東プレの担当者いわく「省スペース化を特に意識してデザインした」ということで、キーボード左右のスペースはかなり狭い

  • 外観デザインはフルキーボードモデルを踏襲し、テンキー部分をばっさり切ったシャープな形状だ。91キーの日本語配列で、並びはフルキーボードと同じ。キーピッチ19mm、ストローク4mmと打ち心地も変わらない

  • スイッチはお馴染みの静電容量無接点方式。このモデルはキーを打つ打鍵音音が通常モデルより静かな静音仕様となっている。このブラックモデルでは、キーキャップのかな印字はなし。材質・加工もフルキーボードのブラックモデルと同じく、指紋が付きにくいざらつきのある加工になっている

  • 横から見たところ。指の動きに合わせて各列に段差をつけたステップスカルプチャーも健在

  • 両手を乗せてみたところ。かなりバランスの良い小型感で、必要なキーが、指を伸ばせばちょうど届く場所に並べられている。初代モデルから短くなったスペースキーは今回もそのまま

  • テンキーレスモデルには、標準モデル、静音モデル、APC機能モデル、APC機能+静音モデルの4シリーズがある(それぞれ、アイボリーとブラックの2色を用意)。APC機能モデル、APC機能+静音モデルの2つには、キー下に敷いてキーの戻りを速められるシート2枚が付属する。右側はキー引き抜き工具で、こちらは全モデルに付属

  • 右上には、[Print Screen][Scroll Lock][Pause]の3キーが、ワンポイントのゴールド色で囲まれており、その下にNumLockなどのインジケータが配置されている。この囲みのカラーはモデルにより異なり、標準モデルではブラック、静音モデルではカッパー(銅)、APC機能モデルではシルバーとなっている

  • 背面の右上下、左上下にラバー製の滑り止めを装備。フルキーボードから引き継いだ機能で、要望が多かったという

  • 編集長が現在使用中の、初代シリーズの91キーモデル「Realforce91UBK」(上)と比較。Realforce91UBKはサイズがW366×D168.5×H38mmなので、今回発売されるテンキーレスモデル(W369×D142×H30mm)は幅が3mm増えているものの、奥行きが26.5mm小さくなっている。配列はほとんど同じだが、スペースキーと、その左右の[Alt][無変換][変換][カナ/ローマ字]部分の長さが調整されている

  • Realforce91UBK(右)と一緒に横から見たところ

  • オマケでこちらは今回発表されたR2シリーズ・標準モデルのアイボリー(R2TL-JPV-IV)。お馴染みの事務機器的なカラーに安心感がある

  • 標準モデルでは、右上の3キーを囲むカラーはブラックとなる