デルは1月26日、個人向け13インチノートパソコンとして世界最小を謳う「New XPS 13」を発表、当日から発売開始しました。働く女性を強く意識したエレガントなデザインが特徴。直販価格は169,980円から。併せてDell CINEMA対応ディスプレイも発表。ここでは発表会の様子をレポートします。

  • New XPS 13

    New XPS 13(左がローズゴールド & アルペンホワイト、右がプラチナシルバー & ブラック

発表会の冒頭、壇上に上ったデル エクスペリエンス・デザイン・グループ ディレクターのマック・タナカ(Mac Tanaka)氏は、New XPS 13を手に「新しいXPS 13は、内側も外側もXPS史上もっとも美しく仕上がりました」と誇らしげに語りました。

  • マック・タナカ氏

    New XPS 13をお披露目するマック・タナカ氏

第8世代の4コアCPUのIntel Core i5/i7を搭載。3年前のモデルと比較して処理速度は2.2倍となっています。ディスプレイのベゼルは前モデルの5.3mmから4mmまで狭め、本体の厚さも前の世代から30%薄い7.8~11.6mmを実現しました。また、バッテリ駆動時間は19時間46分と、ほぼ終日利用可能になっています。

カラーバリエーションとして、従来のプラチナシルバー & ブラックのほか、ローズゴールド & アルペンホワイトを追加。天板のカラーがローズゴールドでパームレスト部のカラーがアルペンホワイトという組み合わせです。

  • ローズゴールド & アルペンホワイトを新たに追加

    新たに追加されたローズゴールド & アルペンホワイトのモデル。キーボードをぐるりと取り囲むグラスファイバーの白い格子模様が印象的

  • XPS 13の正面

    New XPS 13の正面

  • XPS 13の背面

    New XPS 13の背面

デルでは新色投入にあたり、ユーザーリサーチを実施し、よりファッション性の高いPCを求める人が増えてきていると分析しました。

プラチナシルバー & ブラックのモデルでは、パームレストに航空機に用いられる剛性と軽量さを兼ね備えたカーボンファイバーを採用していますが、今回のローズゴールド & アルペンホワイトのモデルでは、デル専用に開発された編み込みのグラスファイバーを採用しています。

  • 左側面。2基のThunderbolt 3を配置

    New XPS 13の左側面、2基のThunderbolt 3を配置

  • 右側面、USB 3.1 Type-Cを搭載

    New XPS 13の右側面、USB 3.1 Type-Cを搭載

  • 底面

    New XPS 13の底面

汚れにも強い日焼け防止UVカット加工や防汚加工を施し、マック氏は「1,000日使っても変色しない」と自信に満ちたコメント。さらにデュアルファン、デュアルヒートパイプ採用で排熱処理にも優れ、内部の熱を効率よく外に逃がせると述べました。

  • 付属の電源アダプタも本体色に合わせて

    付属の電源アダプタ。本体カラーにマッチした色合いです

  • スリーブケースも新たに製作

    アクセサリーのスリーブケースもカラーに合わせたものを用意

最上位モデルでは4K/HDR対応ディスプレイを搭載

極薄ベゼルのディスプレイは、上位機では4K UltraHD(3,840×2,160)表示に対応し、NetflixのHDR再生もサポート。タッチ操作も可能です。

特に映画などのストリーミング映像の快適な視聴に注力しており、HDR再生可能なディスプレイには「DELL CINEMA COLOR」、Wavemaxの技術を応用し、小さな筐体の中で迫力のサウンドを再生する「DELL CINEMA COLOR」、Killerブランドのワイヤレス技術により、ストリーミング映像再生時のネットワークトラフィックを最適化する「DELL CINEMA STREAM」の3つの技術を搭載。これらを「DELL CINEMA」技術として訴求していくとのことです。

  • DELL CINEMA技術

    DELL CINEMA技術により、Netflixのようなストリーミング映像の再生も快適かつ臨場感を持って楽しめるようになっています