ブロードバンド関連サービスを提供しているフォーバルテレコムと、ソフトウェア事業を手がけるインフォテリアは1月24日、フォーバルテレコムがPC操作の自動化と複雑な業務やバックエンド業務に至るまでの一連の業務処理を完全自動化するため、NTTアドバンステクノロジが開発したRPAツールのWinActorと企業データを連携させるASTERIA WARPを連動したことを発表した。

発表によると、連携により月末月初に集中する担当者の業務を大幅に削減し、既に月8時間以上の業務時間の削減効果が出ているが、今後は月50時間以上の削減効果を導き出せる見込みで、その他にも、手作業から自動化されることで、人的ミスをほぼゼロにするなどの効果が得られたという。

  • RPAとASTERIA WARPを連動

    連携のイメージ

また、フォーバルテレコムでは、指針に従って製品を使い分けており、「ASTERIA WARPで実装する業務」はDBアクセスを伴う業務、データのフィルタリング、フォーマット変換、メール処理、報告処理、複雑な処理などで使用しており、「WinActorで実装する業務」は個人のPC画面上での単純作業、Web データ取得、プリントアウトなどで利用しているという。

なお、業務手順が確定しており、かつデータ件数が一定数以上(1000件を越える場合はWinActorでは処理時間が長時間となり運用が厳しい)の場合にはASTERIAで実装するのが望ましいとしている。