パナソニックは8日(米国時間)、高感度の10.2メガピクセルMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「LUMIX GH5S」を、欧米向けに正式発表した。米ラスベガスで9日から開催する「CES 2018」に合わせた発表で、北米での発売は2月2日から。価格はボディ単体で2,499ドル。
高感度の新型10.2MPセンサーを搭載するミラーレス一眼カメラ。2017年1月25日に国内発表された「LUMIX GH5」(GH5)が進化した形となり、同社は"プロの映像制作者向けに開発した"とする。
特に暗所撮影に強く、ISO感度がGH5のISO 25600から、最大ISO 51200(拡張なし)まで引き上げられた。暗所撮影向けの機能として、ノイズを低減するデュアルネイティブISO Technologyや、ライブビューでのみ感度を上げて写真の構図を確認できるライブブースト機能なども搭載する。
空間認識技術「DFDテクノロジー」もGH5に続き搭載。AFポイント数は従来の225点だが、AF測距検出範囲は従来のEV-4~18から、EV-5~18(いずれもISO 100換算)となり、暗所環境でのAF機能が改善された。
動画撮影機能も強化され、Cinema 4K(4,096×2160)で画質での60p / 50p撮影が可能となった。動画撮影ではプロ仕様の10bit 4:2:2のフォーマットをサポートする(Cinema 4K 60p/50p、および4K 60p/50pを除く)。画像処理エンジンは10世代目のヴィーナスエンジンを採用。センサーは3:2、4:3、16:9、17:9のマルチアスペクトに対応する。本体サイズは約138.5×98.1×87.4mm。