実行速度を大幅に高速化させた「Firefox Quantum」は大きな喜びをもってユーザーに迎えられた。これにより、今後のWebブラウザのシェアがどのように変わっていくのかが注目されるが、Mozillaはこれで開発の手を緩めるわけではないようだ。
11月24日(米国時間)にfossBytesに掲載された記事「Firefox "Breach Alerts" Will Warn If You Visit A 'Hacked' Website」が、MozillaがFirefoxにおいて「Breach Alerts」と呼ばれる新しいセキュリティ機能の開発に取りかかったと伝えた。
Mozillaは公式ブログで、このことを明らかにしている。「Breach Alerts(ブリーチアラート、侵害警告機能)」は、ユーザーが訪れようとしているサイトが過去にハッキングを受けたサイトである場合に警告を実施するといった機能とされている。このプロジェクトは開発が始まったばかりであり、具体的にどのような基準で、どのようなUI/UXでユーザに警告が伝えられるのかはまだ決まっていないようだ。
Mozillaは今後のリリースでさらにFirefoxの実行速度を高速化する技術の投入やチューニングを予定しており、今後も実行速度の高速化が続くものと見られている。実行速度に不満を持って他のブラウザへ移行したユーザーは少なくないため、今後Firefoxのシェアがどのように推移していくのかが注目される。