米NVIDIAは10月26日(現地時間)、デスクトップ向けGPUの新モデル「GeForce GTX 1070 Ti」を発表した。Pascalアーキテクチャベースで、2,432基のCUDAコアと8GBのGDDR5メモリを搭載。GeForce GTX 970比で最大2倍の性能をうたう。

GeForce GTX 1070 Ti

ASUSやGUGABYTE、MSI、Palit、ZOTACなどのメーカーから搭載グラフィックスカードが投入される予定で、11月2日に発売する。NVIDIAのWebサイトにおける価格は449ドル。

主な仕様は、CUDAコア数が2,432基、ベースクロックが1,607MHz、ブーストクロックが1,683MHz、メモリが8GB GDDR5、メモリスピードは8Gbps、メモリバス幅は256bit、メモリ帯域幅は256GB/s、補助電源は8ピン×1、TDPは180W。画面出力はHDMI 2.0b、DL-DVI、DisplayPort 1.4×3。

■ 表1 GeForce GTX 1070と既存モデルのスペック比較
製品名 GTX 1080 GTX 1070 Ti GTX 1070 GTX 970
プロセスルール 16nm 16nm? 16nm 28nm
CUDAコア数 2,560基 2,432基 1,920基 1,664基
ベースクロック 1,607MHz 1,607MHz 1,506MHz 1,050MHz
ブーストクロック 1,733MHz 1,683MHz 1,683MHz 1,178MHz
メモリ GDDR5X GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリ容量 8GB 8GB 8GB 4GB
メモリバス幅 256bit 256bit 256bit 256bit
メモリスピード 10Gbps 8Gbps 8Gbps 7Gbps
メモリ帯域幅 320GB/秒 256GB/秒 256GB/秒 224GB/秒
TDP 180W 180W 150W 145W
補助電源 8ピン 8ピン 8ピン 6ピン×2