E-M1 Mark IIと同等のTruePic VIII

OM-D E-M10 Mark IIIは、撮像素子に4/3型有効1,605万画素のLive MOSセンサーを、画像処理エンジンに「TruePic VIII」をそれぞれ搭載。センサーの画素数は前モデルと同じだが、エンジンは一新されて上位機「E-M1 Mark II」と同等のものになっている。感度はISO200~25600に対応し、拡張としてISO100も選べる。

初期設定の画質は、彩度とコントラスト、シャープネスをほどよく強調した見栄え重視の傾向だ。スペック的には特に高画素とはいえないが、A4プリントにも十分な精細感がある。

液晶モニターは、これまでと同じくチルト動作とタッチ操作に対応。可動角度は上に85度、下に45度となる

上位機とは異なり、フラッシュを内蔵するのは便利。前モデルにあった内蔵フラッシュによる外部フラッシュの制御機能は省かれている

カスタマイズ可能なボタンとして、背面に「Fn1ボタン」、天面に「Fn2ボタン」を装備。前モデルとは異なり、背面十字キーの割り当て変更は省かれた

持ち運びに便利な小型軽量ボディを継承。グリップ部は少し厚みが増してホールド感が向上した

マイクロフォーサーズマウントを採用。サードパーティ製品も含め、多彩な交換レンズが揃っていることも強みだ