煙や薬剤を使わずに蚊を捕獲できるという、シャープの蚊取り機能付きプラズマクラスター空気清浄機「FU-GK50」(以下、蚊取空清)。2017年の新モデルは登場しませんでしたが、研究は続いているみたいで、蚊に加えてコバエも捕集できるとの調査結果を発表しています。実は筆者、昨年は蚊取空清に乗り遅れてしまったので、蚊やコバエに悩まされる今年この時期、実際に試してみました。

シャープの「蚊取空清」(FU-GK50)

けっこう原始的な、蚊取空清の仕組み

蚊取空清は、蚊が好む紫外線を含むUVライトを使って蚊を誘い込み、本体に近づいた蚊を空気の力で引き込み、本体内蔵の粘着性シートで捕獲するという仕組みです。

ボディは空気清浄機では珍しい黒。蚊が好む色なのだそう

蚊は物陰に隠れたがる習性を持ち、これ利用するため、背面と側面にはスリット状の窓を設置。スリット状の窓に近づいた蚊を空気で引き込みます

本来、紫外線UVランプは視認できませんが、動作確認のため青色にランプを点灯させています

蚊を捕獲する3つのコツ

せっかくの蚊取空清、どうすれば有効に虫を捕獲できるのか……。シャープの担当者に、蚊を捕獲する3つのコツを教えてもらいました。

  • 熱を発する場所の近くに置く
  • 黒いものを置いている場所があれば、その近くに置く
  • 風量を「自動」ではなく、「中」や「強」にする

蚊は、黒いものを好み、熱を発するもののそばに集まりやすいという習性があるそうです。例えば、テレビの横などに置くと、蚊を捕獲しやすいんだとか。また、蚊取空清のモードを自動ではなく「中」や「強」に設定することで、吸い込み口からの捕集力が上がります。

粘着シートは、セットして透明フィルムをはがせばOK

そこで、テレビのそばに置いて様子を見つつ、よく蚊を見かける玄関や、寝室に置いたりと、複数の場所で試すことにしました。