フィリップスは8月3日、シェーバー製品の新モデル発表会&体験会を実施した。新モデル自体は、7月25日にプレスリリースで発表された製品だ。注目したいのは、最上位となる「S9000」シリーズの中で、最も低価格の「S8980/13」だろう。概要については、別記事「フィリップス、お風呂でも使える最上位シェーバーなど5機種」も参照してほしい。

S8980/13

今回の新モデルはS8980/13のほか、スタンダードモデル「S5000」シリーズの日本オリジナルカラーモデル「S5214/06」「S5215/06」「S5072/06」「S5050/05」だ。いずれも9月1日より順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格(以下すべて税別)はS8980/13が22,800円前後、S5214/06およびS5215/06が11,800円前後、S5072/06およびS5050/05が10,800円前後となる。

S8980/13のポイントはズバリ、低価格化だ。ヘッドが8方向に可動して肌に密着する輪郭検知テクノロジー、ダブルVトラック刃、自動研磨システムといった、S9000シリーズで好評の機能を継承している。それでいて、7000シリーズのパーツの活用や、バッテリー容量を抑えるなどの工夫によって、コストカットを実現した。

デザインには光沢感のあるブルーを取り込んで、フレッシュ感を出しており、ターゲットユーザーも少し若く設定しているようだ。若いうちからS9000シリーズの魅力に触れてもらい、愛用者となれば、買い替え時により上位の機種も自然に選択肢となるだろう。

S9000シリーズで好評の基本機能はきちんと受け継ぐ

フィリップスでメンズグルーミングを担当する今泉秀一氏は「ダブルVトラック刃はもちろん、付属品の収納ケースも上位機種と同じものになっています。購入をためらっていたユーザーは、この機会にぜひ試して欲しい」と語る。

フィリップスの今泉秀一シニアマーケティングマネージャー

一方、スタンダードモデルのS5000シリーズの4機種は、ヘッドが5方向に可動する5方向フレックスヘッドを採用する。

S5214/06とS5215/06は、外刃が寝たヒゲをすくい上げて少ないストロークでもカットできる「マルチプレシジョン刃」を搭載するモデルで、S5214/06の本体カラーがツイストレッド&シルバー・ブラック、S5215/06がベースブルー&シルバー・ブラックとなる。

S5214/06とS5215/06

S5072/06とS5050/05は、ヘッドが丸みを帯びていて肌当たりが優しい「コンフォートカット刃」を搭載するモデル。S5072/06の本体カラーがアトカ&シルバー・ブラック、S5050/05がアクアテックブルー&ブラックとなる。

S5072/06とS5050/05