日々の目標と進捗が明確になること、そしてアクティブな生活をサポートする各種機能は、装着する人々をより健康志向へと導いてくれる。筆者は長年成功しないダイエットに悩んできたが、Apple Watchを装着するようになってから、既に15kgの減量に成功し、(いまのところ)リバウンドはしていない。

ケールとキヌアのサラダという個人的に好みの減量食に出会ったことと、ジム通いを習慣化させたことが成功の要因だったが、Apple Watchが日々のゴールを設定してくれるおかげで、ジムに行かない日も、できるだけ動こう、という意識が根付いたのだ。

意外と効果的なのは、バッジだ。7月15日にAppleは、Apple Watchユーザー向けに、米国の国立公園を記念するバッジを限定で配布した。当日に5.35km以上のウォーキング、ジョギング、車椅子でのエクササイズを達成するともらえるという条件。そこで筆者は、5.35kmを走ってみようと考え、数日前から2km、4kmと、走る距離を伸ばしながら、7月15日を迎え、バッジの獲得へと至った。

7月15日限定の国立公園を記念するバッジ。米国発の国立公園、イエローストーンのトレッキングコースの距離5.35kmにちなんで付与された

あまりジョギングの経験がなかったし、やりたいとも思っていなかったが、ちょっと試してみよう、というきっかけを限定バッジが与えてくれた。

普段のバッジは、何日連続でアクティビティリングを完成させた、最長記録を達成した、という向上心と根気が必要なものばかりだったため、限定バッジのようなゴールは、筆者にとっては有効だった、と思う。