NRIセキュアテクノロジーズは7月4日、ブロックチェーン技術を活用したシステムやサービスを対象としたセキュリティ診断サービス「ブロックチェーン診断」を提供すると発表した。

対象の第1弾として「スマートコントラクト」に対するセキュリティ診断サービスを開始する。今後、「ブロックチェーンプラットフォーム接続部」「DApps/独自アプリケーション」「ブロックチェーンプラットフォーム設定(コンソーシアム型の場合)」を対象とした診断サービスの提供が予定されている。

「ブロックチェーン診断」サービスの概要

同サービスでは、プログラムを読み解く「静的解析」と、実際に攻撃などを試みる「動的解析」双方の観点から診断を行い、脆弱性の洗い出しを実施する。

同サービスの特徴としては、「独自の診断項目に基づき、各種脅威を想定した観点でスマートコントラクトに対する診断を実施」「主に海外で整理されているスマートコントラクトのセキュリティプラクティスをベースに独自の診断項目を準備」「スマートコントラクト独自の脆弱性が潜んでいないかを確認」が挙げられる。

対象とするプラットフォームはEthereumおよびHyperledger Fabricで、その他プラットフォームに関しては要相談(対象プラットフォームは随時拡大予定)。

対象言語はSolidity、Go、Javaで、価格はスマートコントラクトごとの個別見積となっている。