つるっつるでも痛くない!

さっそく、筆者も剃毛体験することにしたが、今回は協力者と二人で「全部剃る」と「一部残す」の両方を体験してみた。

まずは協力者がすね毛の全剃りに挑戦。彼は左足の裾をまくり上げ、アタッチメントなしの状態のER-GK60を握ってひと当て。その途端、「あ、痛くない!全然痛くないですよ、これ!」という歓喜の響きが彼の口から漏れた。

下から上にトリマーの刃が登るたびに、見事なまでにキレイに剃り上がっていく。音は全然しないのに、バリカンのような剃りあとだ。

ER-GK60の入刀の瞬間

下から上でスーッと撫でるように押し上げる。キレイに剃れている

だんだん楽しくなってくるようで、気持ち良さそうに剃り始めた

握るような持ち方だけでなく、逆手で、指だけで挟む持ち方でも不安なく剃れる

左足外側を剃り上げたところ。右足と比べると違いが一目瞭然だ

続いて筆者もカメラを協力者に預けて、スタンドに腰掛けた。6mmのアタッチメントをセットして左足から剃っていく。毛を短くしているので、全部剃るときほど見た目の変化はないが、足元には剃った毛がどんどん落ちていく。ヘッドは肌に優しく、撫でるように剃っていくだけで、ポロポロとムダ毛が取れていくのが実感できる。

固定刃の先端は尖っておらず、ラウンド形状になっており、肌に食い込んだり、引っかかったりすることもなく、スッと動かせて小気味よい。自分で試してみてよく分かったが、スルスルと剃れて本当に痛みがまったくない。

右手でも左手でも、順手でも逆手でも持ちやすく、しっかり握って使うだけでなく、親指と人差し指で挟むような持ち方でも使えるため、広い面積をサッと撫でたり、微妙なラインを調整したりするような剃り方も自在だ。

アタッチメントをセットして剃毛。すね毛が短くなっていく

整えた左足(向かって右)とこれからの右足。ぱっと見た目にはあまり変わらない。なお、もちろん右足もこのあとに剃った

アタッチメントを使って残すと、一見しただけではあまり手を入れたようには見えない。だが、確実に毛は短くなっている。

このため、つるつるに剃毛したくはないが軽くしたい、汗が減るように短くして密度を軽減したい、何と言われようと男には毛が必要だ……といった向きには、アタッチメントで整えるとあからさまにならず良さそうだ。

一般的に、剃毛直後の制汗剤の利用には注意が必要だ。制汗剤によっては炎症や肌荒れなどの原因になる。また、剃毛直後の日焼けも肌がダメージを受けやすい。日焼け止めを塗るなど気を付け、ムダ毛のない夏をエンジョイしてほしい。