タムロンは6月30日、35mm判フルサイズセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラに対応した、大口径標準ズームレンズ「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)」を発表した。キヤノン用を9月2日から、ニコン用を8月2日から発売する。価格は150,000円(税別)。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)

焦点距離24~70mm(35mm判換算)をカバーする大口径標準ズームレンズ。風景、ポートレート、報道など、多彩な撮影シーンで活用できる。

レンズ構成は12群17枚で、XRレンズ2枚、LDレンズ3枚、GMレンズ3枚、複合非球面レンズ1枚を使用。軸上色収差、倍率色収差、球面収差、歪曲収差といった諸収差を良好に補正する。より透過率の高い硝材を採用することで、優れた色の再現性と描写性能も達成したという。独自のeBANDコーティングとBBARコーティングにより、逆光時でのゴーストやフレアも抑制する。

制御システムは新たに「デュアル MPU」を採用。手ブレ補正機構「VC」専用のMPUを搭載することで、クラス最高となる5段階の手ブレ補正効果が得られる。また、DSPブロック内蔵MPUとすることで、AFでのピント合わせやAFスピードも精密かつ高速化した。

最前面のレンズには撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。レンズ表面に付着した汚れがふき取りやすい。レンズ鏡筒の可動部と接合部の各所に防滴用のシーリングを施し、レンズ内部に水滴が浸入するのを防ぐ簡易防滴構造を採用する。不意なフードの外れを防止するフードロック機構も搭載。主な仕様は以下の通り。

・焦点距離 : 24-70mm ・絞り開放値 : F2.8 ・絞り羽根 : 9枚(円形絞り) ・レンズ構成 : 12群17枚 ・最短撮影距離 : 0.38m ・最大撮影倍率 : 1:5 ・フィルター径 : 82mm ・本体サイズ : 長さ111mm(キヤノン用) / 108.5mm(ニコン用)、最大径88.4mm ・重さ : 905g(キヤノン用)、900g(ニコン用)