NTTスマートコネクトは6月26日、レンタルサーバサービス「スマイルサーバ(共用サーバ)」において、新プラン「SSLセットプラン」を7月5日から提供を開始すると発表した。これにより、「常時SSL化」を後押しするとしている。価格はSSLセットプランが初期費用は無料、月額料金が5000円。なお、以降先サーバや顧客のコンテンツ状況、依頼内容などにより、提供料金が異なるため、別途見積もりが必要となる。

これまでWebサイトのセキュリティ強化として、クレジットカード情報といったお客様情報を送信するフォームなどではSSLが使われていたが、盗聴やなりすましの防止、Webサイトの信頼性向上といった観点から、Webサイト全体をHTTPS化する手法として常時SSLが急速に広まっているという。

同社では、その背景としてGoogle Chrome、Firefox、Internet Explorer、Safariなどの主要ブラウザが、HTTPSに非対応のサイトへのアクセスに対し、アドレスバーやポップアップで警告メッセージを発するようになっていることが挙げられるほか、GoogleがHTTPSかどうかをSEO(検索順位)の判断基準にすると発表したことも影響していると指摘。

スマイルサーバでは、従来より基本サーバのオプションとしてSSL証明書を提供してきたが、このような流れからSSL証明書の要望が多くなっている状況を受け、スマイルサーバでより安全に安心してWebサイトの運営を行ってもらうため、基本サーバにSSL証明書、ドメイン取得や維持管理が全てセットになったSSLセットプランの提供を開始する。

同プランは、基本サーバ(ベーシックプラン)にグローバルサインワンクリックSSL、「ドメイン名代行申請(属性型JPドメイン名、汎用JPドメイン名、gTLD/sTDLドメイン名、GeoTLDドメイン名)」または「指定事業者/レジストラ変更」、ドメイン名維持管理で構成している。