シャープは6月8日、4K HDR対応の液晶テレビ「AQUOS US45」を発表した。サイズは60型の「LC-60US45」、55型の「LC-55US45」、50型の「LC-50US45」といった3種類を用意する。価格はオープン。発売日と推定市場価格は以下のとおり。

  • LC-60US45: 7月1日発売、330,000円前後
  • LC-55US45: 7月1日発売、280,000円前後
  • LC-50US45: 7月25日発売、230,000円前後

LC-60US45

US45は、低反射の「N-Blackパネル」と、高輝度技術「リッチブライトネス」を組み合わせ、高画質を実現した4K HDR対応テレビだ。N-Blackパネルは、明るいリビングでも外光の反射を抑え、鮮やかな黒を実現。リッチブライトネスは独自のバックライトシステムにより、消費電力を抑えつつ輝度を高める効果がある。映像エンジンは「AQUOS 4K-Master Engine PROII」を採用し、2K映像のアップコンバートに対応する。

サウンドにもこだわっており、音声を前方に出力する「フロントオープンサウンドシステム」を搭載。スピーカー構成は2.1chフルレンジ+サブウーファーで、実用最大出力は35Wとなっている。

スピーカー部

スピーカーユニットはオンキヨーと共同開発したもので、2016年の「US40」に搭載したものから銅キャップを追加し、高域の音圧を上げている。また、メインマグネットの磁力を向上させ、低域の質感を高めたという。

音質補正の新技術「eilex PRISM (アイレックス プリズム)」も搭載。音圧の測定ポイントを従来の1~数点から数百点に向上させ、空間全体の補正が可能になった。これにより、音の広がり、奥行き感、明瞭感を改善している。

スタンドは回転式で、見やすい角度に調整が可能。また、リモコンには新たに「YouTubeダイレクトキー」を搭載し、ボタンを押すだけでYouTubeを起動できる。

リモコンに「YouTubeダイレクトキー」を搭載

60型のみ上位技術を搭載

画質面・音質面ともに、60型のみ上位技術を搭載。

画質面では、広色域技術「リッチカラーテクノロジープロ」を搭載(55型と50型は「リッチカラーテクノロジー」)。色再現範囲を「US40」から約10%拡大させており、赤やマゼンタの表現力が大幅にアップしているという。

赤色の表現力が向上

音質面では、オンキヨーと新開発したサブウーファーを搭載。マグネットの大型化とダクト構造の改善により、低域の音圧が向上している。

左がUS40、右がUS45のサブウーファー。ダクトが長くなっている