エン・ジャパンは5月31日、同社が運営する転職支援サービス「エン転職」で実施した「副業」に関する調査結果を発表した。同調査は、正社員で勤務する20~40代の5584名から回答をまとめたもの。

同調査において、「副業」とは、週末起業やアルバイト、アンケートモニターなど「本業以外に収入を得る手段・仕事のすべて」を指す。

副業への興味を聞いたところ、88%が「興味がある」と回答し、その理由は「収入を得るため」83%で最も多かったという。

副業に興味がある理由 資料:エン・ジャパン

「副業経験」については、「ある」という回答が33%にとどまった。その内容としては、「アルバイト(接客・販売・サービス系)」(61%)が最も多く、これに「アンケートモニター・ポイントサイト」(20%)、「ネットオークション・フリマサイト」(14%)が続く。

副業を巡る議論では「本業に支障をきたさないこと」「過重労働にならないような労働時間の適正管理」が懸念点に挙がることから、同調査では、副業経験者に「副業に費やしていた時間」「副業で得ていた月の収入額」を聞いている。

その結果、「副業に費やしていた時間(週当たり)」は、「5時間未満」が過半数(56%)を占め、「10時間以上」という回答も21%に上った。また、「副業で得ていた月の収入額」は、約半数が「10,000円~50,000円未満」だった。

副業に費やしていた週当たりの時間 資料:エン・ジャパン

副業で得た月の収入額 資料:エン・ジャパン

また、「勤務している会社で副業は認められているか」を聞いたところ、「認められている」という回答は19%で、「禁止されている」が44%とまだまだ多いようだ。