若手アイドルグループ「PREDIANNA」のリーダー・侑杏(ゆあ) のTwitter投稿を、5月19日以降AIが代行していたことがわかった。AIは毎日、日に約3ツイートのペースで投稿を行っているようだ。
実はこれ、HAKUHODO THE DAYとニューピースが企画・PR、ビットエーとデータセクションが開発協力を行う「AIdol Project」によるもの。16年11月にビットエーとデータセクションによって公開された中部経済新聞「AI記者」のエンジンをベースに開発したシステムを用いて、AIがアイドルのTwitterアカウントを運用、代行するAI投稿代行サービスだ。
侑杏のこれまでのTwitterアカウントをAIが分析し、特定ワードの言い換えパターンや言い回し、癖や特徴、センテンス毎の意味を把握・分解し学習する。そこから投稿予定時間帯と、実際の侑杏のスケジュールを組み合わせ、数パターンのツイート文章を作成。その中で、最も侑杏「らしい」ものを投稿することで、侑杏のTwitterを代行。自動ポストを実行するbotと組み合わせることで、朝なら「おはよう」、その日のスケジュールにダンスレッスンがあれば「ダンスレッスン行ってき」など、侑杏「らしい」投稿が可能となった。
AI投稿代行サービスの開発を担当したビットエーの中村健太氏は「ディープラーニングによる個人のモノマネだけでなく、『らしい言い回しの生成』にこだわった」と述べている。今後の展開として同サービスは、AIが自撮り画像を生成できるよう、取り組みをスタートしている。