サイバーエージェントのアドテクノロジー商品の開発を行うアドテクスタジオは、位置情報を活用した行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」が、パナソニックの高精度屋内外位置情報ソリューション「HD Beacon」との連携を開始することを発表。これにより、ユーザーの来店を3m以内で検知できるようになり、スマートフォンの広告効果を高い精度で、定量的に検知するシステムが実現した。

位置情報を活用した行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」

これまで、「AIR TRACK」を来店計測に活用すると、誤差により、ユーザーが実際には来店していない場合でも来店として計測してしまう課題があった。しかし今回「HD Beacon」の機能を付加することで、課題を最小限に抑えられるようになった。この機能を活用することで、ユーザー行動が正確に可視化され、広告主のより効果的なマーケティングの実現に貢献する。

他にも、マーケターは「HD BEACON」の高精度な位置情報に基づく店舗内の移動状況や滞在時間などの結果から、買い物行動の分析が可能に。これにより、棚割りの評価や、商品ごとのマーケティング施策など踏み込んだ分析も可能になる。加えて、売り場別のプッシュ通知機能を併用することで、よりきめ細やかな広告や販促サービスを展開することができる。

「HD BEACON」との連携で、高精度な検知が可能に

今後も「AIR TRACK」は、位置情報を活用した企業のリアルタイムマーケティング、O2Oマーケティングツールとして、企業のオムニチャネル戦略の活性化や、広告効果の向上を図っていくという。