アスクは4月18日、AMDの最新GPU「Radeon RX 580」「Radeon RX 570」を搭載したSapphire Technology製のグラフィックスカード 6モデルを発表した。「NITRO+ RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」は4月19日、そのほかの製品は4月18日の発売を予定する。
「Radeon RX 580」「Radeon RX 570」は、AMDの最新GPU「Radeon RX 500」シリーズの上位製品。前世代から動作クロックを上げることで、パフォーマンス向上を図った。「Radeon RX 580」搭載カード3モデルと「Radeon RX 570」搭載カード3モデルの計6モデルをそろえる。
Radeon RX 580搭載カード
Radeon RX 580搭載カードは、「NITRO+ RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」「PULSE RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」「PULSE RADEON RX 580 4G GDDR5 OC」の3モデル。
「NITRO+ RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」は、PCゲーマー向けにパフォーマンスや安定性を高めた「NITRO+」シリーズの製品。4月19日に発売し、店頭予想価格は税別34,800円。
ブラックダイヤモンドチョークや長寿命コンデンサといった高品質コンポーネントの採用に加えて、直径8mmの極太ヒートパイプを含むマルチヒートパイプと95mmのデュアルファンを組み合わせた独自の「Dual-X」クーラーを搭載する。アイドル時にファンの回転を停止させる「Intelligent Fan Control 3」やファンを取り外してメンテナンスできる「Quick Connect」をサポートする。
主な仕様は、動作クロックが最大1,411MHz、メモリが256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックが8,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン+6ピン、出力インタフェースがHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4×1、DL-DVI-D×1。
「PULSE RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」と「PULSE RADEON RX 580 4G GDDR5 OC」は、コストパフォーマンスを重視した「PULSE」シリーズの製品。「PULSE RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」は8GB、「PULSE RADEON RX 580 4G GDDR5 OC」は4GBのグラフィックスメモリを搭載する。いずれも4月18日に発売し、店頭予想価格は「PULSE RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」が税別32,800円、「PULSE RADEON RX 580 4G GDDR5 OC」が税別27,800円。
「NITRO+」シリーズと同様に「Dual-X」クーラーを搭載するほか、「Intelligent Fan Control 3」や「Quick Connect」をサポート。一方でOCは抑え目となっている。
「PULSE RADEON RX 580 8G GDDR5 OC」の主な仕様は、動作クロックが最大1,366MHz、メモリが256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックが8,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン、出力インタフェースがHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4×1、DL-DVI-D×1。
「PULSE RADEON RX 580 4G GDDR5 OC」は、グラフィックスメモリが4GB、メモリクロックが7,000MHzとなる。
Radeon RX 570搭載カード
Radeon RX 570搭載カードは、「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 8G GDDR5」「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 4G GDDR5」「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」の3モデルをそろえる。このうち「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」は全長170mmのショート基板を採用する。いずれも4月18日に発売する。
店頭予想価格は「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 8G GDDR5」が税別29,800円、「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 4G GDDR5」が税別26,800円、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」が税別27,800円。
「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 8G GDDR5」の主な仕様は、動作クロックが最大1,340MHz、メモリが256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン+6ピン、出力インタフェースがHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4×1、DL-DVI-D×1。
「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 570 4G GDDR5」は上記から、グラフィックスメモリが4GBとなる。
「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」の主な仕様は、動作クロックが最大1,244MHz、メモリが256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが6ピン、出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×1、DL-DVI-D×1。