パシフィコ横浜で2月23日から開催中の「CP+2017」。初日から多くの人でにぎわっているパナソニック・LUMIXのブースを紹介しよう。最新のLUMIXや交換レンズをタッチ&トライできるほか、同社の推す4K動画や新しい「6K PHOTO」の楽しみ方も学べる内容となっている。

展示ホールの入場口近くに大型ブースを構えるパナソニック。同社のデジカメブランド「LUMIX」が目印だ

イチオシはもちろん「LUMIX GH5」

ミラーレスカメラの黎明期から製品をリリースしてきたパナソニック。最新のハイエンドモデル「LUMIX GH5」は、このクラスで世界初の4K/60p動画を記録できるカメラとして発表されたのが記憶に新しい。

パナソニックのブースに足を踏み入れるとすぐに歴代のGHシリーズとともにGH5が展示されており、今回のイチオシ製品であることがうかがえる。発売は3月下旬を予定しているが、ブースにおいてはいち早く試すことができる。このタッチ&トライコーナーではLUMIX GH5のほか、LUMIXの全ラインナップが用意されており、続々と人が集まっては実機を手に取っていた。

3月下旬発売予定の最上位モデル「LUMIX GH5」

LUMIX GHシリーズが初代GH1から最新GH5までズラリ

タッチ&トライコーナーでは女性モデルのポートレート撮影ができる

タッチ&トライコーナーの横には、GH5に関する技術説明や内部パーツが展示されており、新しいテクノロジーを見学できる。とくに「空間認識AF」を説明するコーナーは周回している鉄道模型をどのように追尾しているのか、またフレーム内に入ってきた物体の動きをどのように認識しているのかが画面に表示されるので非常に興味深い。ほか、対応レンズと協調して手ブレを強力に補正する「Dual I.S.2」やレンズコーティングについての展示もあった。

GH5をパーツごとに展示したもの。その横には温度上昇を抑えることで、電力や記録容量が続く限り動画記録無制限を実現した技術を紹介

空間認識AFの紹介。フレーム内の奥行きも認識することで、AFの性能と速度を向上。画面には追尾状況と奥行深度、動体の検出と動きの予測が矢印で表示されるのでなかなか面白い

揺れを発生させる特製マウントにGH5を取り付け、Dual I.S.2とボディ内手ブレ補正のみを比較

開発段階だが、曇らないレンズコートや指紋が拭き取りやすいレンズコートを試すこともできる

GH5では、6K解像度相当の1,800万画素となる「6K PHOTO」機能を新搭載。決定的な瞬間を大きくプリントすることも可能になった