外付けEVFにも改良が

以上のようにEOS M6は、AFや連写などのレスポンス性能がEOS M3から大きく進化している。EVFが非搭載であることを除けば、上位機EOS M5とぼぼ同じ機能と使い勝手と考えていい。EVFを使わず、すべてのシーンを液晶モニターで撮影するユーザーにとっては、EOS M5よりも軽量コンパクトなボディが大きな魅力になるだろう。

しかもEVFが必要なら、オプションの外付けEVFを装着することも可能だ。既存の「EVF-DC1」よりも小型軽量な「EVF-DC2」がEOS M6と同時に発売される。EVF-DC2は円筒形の新デザインを採用。EOS M6のボディ形状によく似合う。

左は新モデル「EVF-DC2」(0.39型有機EL採用) で、右は既存モデル「EVF-DC1」(0.48型液晶採用)。可動機構を省くことで、いっそうの小型軽量化を図っている

左はEVF-DC2を装着した「EOS M6」、右はEVF-DC1を装着した「EOS M3」。互換性があり、どちらのEVFも両カメラで使用できる

EVFを装着するとホットシューが埋まるため、外部ストロボの併用はできない。ポップアップ式の内蔵ストロボを使うことは可能だ

キット付属の標準ズーム「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を装着。このほか、「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を組み合わせた高倍率ズームキットやダブルズームキットもある

液晶モニターを上方向に180度回すと自分撮りが行える。下方向に開くEOS M5とは異なり、三脚使用時も180度開くことが可能だ