グレープシティは1月25日、帳票設計から管理、運用までのすべての機能を利用できるオールインワン帳票ソリューション「ActiveReports 11.0J Server(ActiveReports Server)」を発表した。2月28日より発売する。

(左)管理者ポータル、(右)利用者ポータル

ActiveReports Serverは、帳票デザイナと帳票実行エンジンを搭載するオールインワン帳票ソリューション。インストーラの手順に従い、Webサーバ(IIS)にインストールすると、「管理者ポータル」「利用者ポータル」の2つのWebポータル画面を持つ帳票アプリケーションが利用できる。また、各種データソースに対応し、外部システムとの連携も可能。同製品のみで帳票のデザイン、プレビュー、ファイル出力、スケジュール配信・印刷、各種制御などをすべて含む帳票運用環境を構築できる。

帳票デザイナは、統合開発環境がなくても利用者ポータルから直接起動できる。また、利用ユーザー数に制限はなく、すべてのユーザーがActiveReports Serverの利用者ポータルから、実際の帳票出力イメージをプレビューしながらマウス操作で帳票の作成や編集を行える。REST APIも多数提供しており、さまざまな外部システムや上位システムとの連携、カスタムアプリケーションの作成も可能。

出力は、プレビュー画面(帳票ビューワ)からの印刷はもちろん、プリンタ情報を登録することでサーバからの直接印刷も可能。あらかじめ帳票を出力する日時を設定しておくスケジュール配信にも対応しているため、「毎月1日に月次レポートを関係者にメール配信」「夜間に登録プリンタから印刷」といった運用も実現できる。

運用サーバライセンスの価格(税込)は135万円。