2017年の年頭にあたり、サイボウズの代表取締役社長を務める青野慶久氏は、以下の年頭所感を発表した。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。

― クラウドの力で日本社会の働き方変革に貢献する ― 2016年、サイボウズはこの強い信念を実現させるべく"Connect"をキーワードに企業活動を展開致しました。

本事業であるソフトウェア開発・販売においては、ビジネスプラットフォームとして急速な成長をはじめた「kintone」の"Connect"強化・拡大を積極的に図りました。様々な企業とチームを組み、共に市場を広げていく「エコシステム」をテーマに製品開発を進め、ビジネスパートナーの数や連携ソリューションの幅を大きく飛躍させました。その結果、多様な業種・業界での業務改革事例が生み出されています。いま、あらゆる組織の働き方変革において、サイボウズ製品は欠かせない存在となりつつあります。

またサイボウズ自身も、多様な働き手との"Connect"を実現することで、働き方変革を体現・発信してまいりました。2016年6月には、ブランクのある元キャリア主婦の再就職を支援するインターンシッププログラム「キャリアママインターン」を株式会社Warisと共催し、大きな反響を呼びました。その他にも、各種イベントでの講演活動などを通し、国内の働き方変革推進に尽力いたしました。

チームワークの向上は、働き方変革という価値を社会にもたらす。2016年は、サイボウズのビジョンや事業活動に広く共感が集まり、求められた1年となりました。 2017年8月にサイボウズは設立20周年をむかえます。大きな節目となる2017年は、働き方変革に注力するだけでなく、昨年開始した新規事業「地域クラウド交流会開催支援プログラム」や、中高生を対象とした「チームワークを教える研修プログラム」の展開を通じ、チームワークがもたらす新しい価値開発も進めてまいります。引き続き"Connect"をキーワードにかかげ、これまで築き上げ、つながった多くの力を集結し、"Connect"の波を世界に拡げてまいります。

本年も、さらなるご支援、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。