NTTデータは12月22日、LeapMind(リープマインド)と次世代ソーシャルメディア解析ツールの共同開発を2017年1月4日から開始すると発表した。両社はこの共同開発を基に2017年初旬の新サービス提供を目指し、NTTデータは今後、Twitter全量データを活用したサービス関連ビジネスで、5年間で100億円の売上を目指す。

次世代ソーシャルメディア解析ツールによる解析イメージ

NTTデータはTwitterの公認パートナーとして、Twitterの全量データを活用したサービスを提供しており、一方LeapMindは、SNS上に投稿された写真をディープラーニング技術で解析し、トレンド分析を行うマーケティング支援サービスを提供している。

今回両社が協業することで、Twitterの全量データとディープラーニング技術による解析術を生かしたツール開発を行い、消費者の行動や感情、嗜好などに対する、より深い分析や理解を可能にする。

両社は、ディープラーニング技術による解析を利用して得たユーザー・データの提供サービスを目的とし、「次世代ソーシャルメディア解析ツール」を共同開発する。

そして、NTTデータが保有するTwitterの全量データとLeapMindのディープラーニングによる画像解析技術を掛け合わせることで、より精度の高い解析を行い、消費者の関心事と関心事の関係性の可視化を行うという。

また、Twitterではリアルタイムでの情報が主流になっているため、画像分析により、シーン分析やその時々のタイミングでのトレンド分析も可能になるとしている。

シーン分析やトレンド分析を行った上で、より具体的なユーザー・データを取得し提供するほか、ユーザーの階層分けの層を細かくし、ライフスタイルや嗜好など、より深く解析しれたデータを基にすることで、ユーザーのニーズに即した広告配信が可能になるなど、マーケティングを始めとする、多様な領域での応用が可能となり、顧客ビジネスの促進が期待できるという。

共同開発における両社の役割は、NTTデータがTwitterの全量データの提供及びAI技術による解析結果を用いた新サービスの創出を、LeapMindがディープラーニングによる画像解析技術の提供を担当する。