デージーネットは12月20日より、オープンソースのWebメールソフトウェア「Roundcube」の商用サポートを開始する。

Roundcubeは、オープンソースのWebメールソフトウェア。インストール初期段階では、メールソフトとしての最小限の機能のみとなっているが、機能拡張が容易である点が大きな特長だという。そのため、利用する組織に合わせて機能を拡張することができ、その組織独自のWebメールを実現することができる。

Roundcubeのシステム構成

これまでのWebメールは、オープンソースソフトウェア(OSS)ではなく、ソフトウェア製品として販売されるものが多数だった。機能が充実しているというメリットがある反面、ライセンス料が高価なものが多く、ランニングコストが高いという声があった。また、製品としてパッケージ化されているため、組織ごとにカスタマイズすることは難しいといった問題があった。

一方で、OSSのWebメールは、ソフトウェア製品と比べて、機能面で見劣りするイメージが先行していた。しかし、Roundcubeには高機能なインタフェースが用意されており、例えば、Ajaxを使いドラッグ&ドロップでのメール管理や、アドレス帳、フォルダ操作、メッセージフィルタ操作の機能も利用できる。

また、OSSであるため、ソースコードがすべて公開されており、独自の機能を開発し実装することが可能。プラグインやスキンにより容易な機能拡張も可能なため、利用する組織に合わせたカスタマイズが行える。また、ライセンス料を気にせず利用できることもメリットだという。

今回の商業サポートでは、「インストレーションサポート(契約日より30日間)」「バイナリパッケージの提供」「インシデントサポート(10回/年)」「バグ発見時の対応」を提供。

また、Roundcubeをデージーネットで構築した場合は、システム導入後サポート「Open Smart Assistance」を提供する。「Open Smart Assistance」は継続してシステム管理者のサポートを行うサービスで、インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関しての質問に答えたり、セキュリティ情報提供、障害調査、障害回避、障害時オンサイト対応、障害時システム再構築のサービスを提供する。

また、Roundcubeを使ったシステムの設計や構築支援のコンサルティングサービスも用意した。

今回の商用サポートに伴い、デージーネットでは、Roundcubeの利用方法やトラブルシューティングに関するサポートを提供する。具体的には、「Roundcubeの日本語マニュアル」「日本語強化のパッチをあてたバイナリパッケージ」を提供する。

日本語強化としては、「アドレス帳の日本向けカスタマイズ」「送信時の文字コード指定」「機種依存文字への対応」「自動文字コード変換(Windowsで使われるCP932文字コードへの対応)」「返信メール時の文字コードの引継ぎ」を行っている。

Roundcubeのサポート価格(税別)は、24万円/年~(1ノード契約)。