アスクは11月4日、AUDEZEの平面駆動型イヤホン「iSINE」シリーズ2機種を発表した。発売は12月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は「iSINE 10」が49,800円、上位モデルの「iSINE 20」が79,800円(いずれも税別)。
iSINEシリーズは、世界初となるセミオープン型イヤホン。秋のヘッドフォン祭 2016で初公開されていたが、このたび製品の詳細が明らかになった。フラットな形の振動板を使用する「平面駆動方式」を採り入れている。
イヤホンとしては大型の30mm径ドライバーを搭載し、フラットかつ早い音の立ち上がりを実現。また、AUDEZEがヘッドホンに採用してきた独自の平面磁気技術「Fluxor Magnetic Technology」のほか、振動板全体に均一化された磁場を生成し歪みを低減する「Uniforceダイヤフラム」により、クリアなサウンドを鳴らす。
ミクロン単位の極薄振動板を強力なマグネットで振動させることで、全帯域において高解像度と広いサウンドステージを可能とした。上位モデルの「iSINE 20」は、「iSINE 10」からボイスコイルの配線密度を約2倍とし、解像度と音場をより向上させている。
3.5mmステレオミニケーブルに加え、iOSデバイスのLightning端子に直結できる「Cipher Lightningケーブル」が付属。Cipher Lightningケーブルのマイクリモコン部には、24bit対応のDAC、DSP、デジタルアンプを内蔵している。このほか、3.5mmステレオミニ変換アダプタ、装着用フック(2種類)、専用キャリングケースが付属する。
iSINE 10 | iSINE 20 | |
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再生周波数帯域 | 10Hz~50kHz | |
最大出力 | 120dB | |
インピーダンス | 16Ω | 24Ω |
重量 | 20g(ケーブル含まず) |