ソニーは10月28日、APS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α6500」(ILCE-6500) を国内向けに発表した。12月2日の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は税別150,000円前後。欧米に向けては10月7日に発表されていた。
α6500は、ソニーのAPS-Cセンサー搭載カメラにおける新たなフラッグシップモデル。2016年3月に発売された「α6300」の上位機にあたる。α6300と同様に、425点の像面位相差AFポイントを搭載。像面位相差AFとコントラストAFを併用したファストハイブリッドAFなどにより、世界最速0.05秒のAF性能を有する。また、AF/AE追従で11コマ/秒の高速連写、ライブビュー撮影時でも8コマ/秒の連写が可能となっている。
α6300に対する優位点は、画像処理エンジン「BIONZ」にフロントエンドLSIを組み合わせることで、撮影バッファーを最大307枚分まで拡張したことが一つ。光学式の5軸手ブレ補正機能も新搭載し、シャッター速度5段分の補正効果をもたらす。背面の液晶モニターを使って、タッチ操作も行える。
動画に関しては、全画素読み出し・画素加算なしの4K撮影、120pのハイフレームレート撮影に対応。最大5倍のスローモーション、最大60倍のクイックモーション映像を作成できる。
本体サイズはW120.0×H66.9×D53.3mm、重さは約453g(バッテリーとメモリーカード含む)と、α6300に比べて奥行きがやや増しているが、ボディ部分の外寸は変わっておらず、グリップだけを厚くした結果である。
レンズマウントはソニーEマウント。イメージセンサーは、APS-Cサイズ・有効2,420万画素のExmor CMOSセンサー。ISO100~25600 (拡張51200)の感度をサポートする。約240万ドットの有機EL方式EVF、Wi-FiやNFCを搭載する。