ソニーは26日、イメージング事業を扱う新会社「ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社」を設立することを発表した。2017年4月1日の営業開始を目指す。

ソニーは2015年2月に発表した中期経営方針で、事業部門で運営してきた事業を順次分社化していく方針を打ち出していた。その後、2016年3月にイメージング・プロダクツ&ソリューションセクターの分社化も検討すると発表していた。

ソニーの最新一眼レフカメラ「α99 II」。予約が殺到しているという

新会社のソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズは、ソニーのイメージング・プロダクツ&ソリューションセクター機能がほぼ全て移管された100%出資の子会社となる。

新会社では、民生用カメラ事業、放送・業務用製品を中心としたソリューション事業、およびメディカル事業などを担当する。個人向けのデジタルカメラ「α」や「サイバーショット」シリーズもこの中に含まれる。

今回の事業移管により、テレビ事業やサウンド事業など、ソニーグループの主要事業は全てグループ子会社で運営される設計になる。新会社の代表取締役社長には、ソニーの執行役でイメージング・プロダクツ&ソリューション事業を担当している石塚茂樹氏が就任する予定だ。