アユートは10月22日、Astell&KernとJerry Harvey AudioのコラボレーションによるユニバーサルIEM「Michelle」を、「秋のヘッドフォン祭 2016」にて公開した。日本国内における発売日と価格については、後日あらためて正式に発表するが、11月下旬から12月上旬にかけての発売を目指しており、米国では499ドルで販売されているとのことだ。

発表会場で撮影した「Michelle」。インピーダンスは18Ω

Micheleは、3ウェイ構成のBAドライバーを搭載したユニバーサルIEM (イン・イヤー・モニター)。設計および製造に3Dプリンタを使用し、ノズルに10度の角度をつけたことで、多くの人の耳にフィットするデザインを実現したという。

Micheleの名称は、Guns N' Roses (ガンズ・アンド・ローゼス) のファーストアルバム「Appetite for Destruction」に収録された楽曲「My Michelle」にちなんで付けられたものだ。

Astell&KernとJerry Harvey Audioのコラボモデルとしてすでに発売されている「Layla」や「Roxanne」などは、かなり個性の強い独特のサウンドを鳴らすが、Michelleはその真逆を行くグッドバランス傾向。JHならではのパンチの効き具合を残しつつ、多くの人に受け入れられそうな聴きやすさがある。

Michelleのドライバー構成。独自のFreqphase技術を用いている

ノズルに設けた10度の傾斜がポイント

従来モデルと比べると、かなりコンパクトな設計だ

2.5mm4極のバランス接続用ケーブル、3サイズのイヤーチップ、キャリングケースなどが付属する

ヘッドフォン祭はフジヤエ―ビックが主催しているポータブルオーディオイベント。