NTTドコモは19日、2016年-2017年冬春新商品として、スマートフォン7機種、フィーチャーホン2機種、らくらくホン2機種、キッズケータイ1機種、モバイルWi-Fiルーター1機種の計13機種を発表した。10月下旬から順次発売する。
2016年-2017年冬春モデルでは、ドコモが初のオリジナル端末「MONO」を発表。基本性能と品質を追求しながら「特に安さを重視した」製品といい、手頃なスマホやシンプルなスマホを探しているユーザーに適しているという。
通信高速化技術の256QAM、3.5GHzの4x4 MIMOに対応した端末も投入。最大500Mbpsの通信速度に対応したモデルが販売される。また、2017年3月には一部エリアで国内最速の682Mbps通信を実現する。
256QAMはデータ通信の変調方式のひとつ。従来の64QAMと比べ、一度に送信できる情報量が6ビットから8ビットへ増加したもので、一度に送信できる情報量が約1.33倍になる。具体的には2GHz帯で150Mbps、1.7GHz帯で200Mbps、800MHz帯で150Mbpsの通信を同時利用することで、下り最大500Mbpsの通信が可能。この冬春モデルでは、ソニーの「Xperia ZX SO-01J」、LGの「V20 PRO L-01J」2機種が対応する。
4x4 MIMOは、4本の搭載アンテナを使い複数データを同時に送受信することで、通信速度を高速化する技術。3.5GHz帯を使った4x4 MIMOと上記の256QAMを組み合わせると、受信最大682Mbpsの通信速度が実現。この冬春モデルではWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」1機種が対応する。
音楽機能の充実も特徴のひとつ。ソニーの「Xperia ZX SO-01J」「Xperia Z Compact SO-02J」では圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケールするDSEE HXに対応するほか、富士通がONKYO共同設計の「arrows NX F-01J」を、LGがBang & Olufsen共同チューニングの「V20 PRO L-01J」を発表。また、13機種中5機種がハイレゾに対応する。
機能面では、画面をタップせず、電話の基本操作を本体のジェスチャだけで行う「スグ電」をアップデート。従来機能に加え、スマホを振ると通話履歴画面が表示され、2回振ると切断操作ができるようになった。
2016年-2017年冬春新モデル13機種の端末画像と発売時期は以下の通り。
スマートフォン
- Xperia XZ SO-01J(2016年11月上旬)
- Xperia X Compact SO-02J(2016年11月上旬)
- arrows NX F-01J(2016年12月上旬)
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V20 PRO L-01J(クリックで拡大)
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- AQUOS EVER SH-02J(2016年11月上旬)
- Disney Mobile on docomo DM-01J(2017年2月)
フィーチャーフォン
- AQUOSケータイ SH-01J(2016年10月21日)
- P-smart ケータイ P-01J(2016年10月下旬)
らくらくスマートフォン/らくらくホン
- らくらくスマートフォン4 F-04J(2017年3月)
キッズケータイ
モバイルルータ
- Wi-Fi STATION N-01J(2017年3月)
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Wi-Fi STATION N-01J(クリックで拡大)
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