ブラウンは10月13日、充電式電動歯ブラシ「ブラウン オーラルB」の最上位モデル「ジーニアス9000」シリーズを発表した。11月上旬の発売予定で、価格はオープン。推定市場価格は24,800円(税別)。カラーはホワイトとブラックの2色。
ジーニアス9000は、歯ブラシ本体に内蔵されたモーションセンサーと、スマートフォンのカメラ機能によって、磨いた場所をトラッキングすることを可能にした「ポジション検知機能」を搭載。スマホアプリと電動歯ブラシとの連携は、2014年に発売された前モデルで実現していたが、磨く場所のガイドはタイマーにより行っていた。今回の新製品では、実際にブラシの位置を検知して、アプリ画面で磨いた場所や磨き残した場所がわかるようになっている。
ブラウンのオーラルBシリーズは、歯科医師が使用するクリーニング器具と同じ丸型ブラシを採用し、3次元のアプローチで歯を磨けるのが以前からの特長。新製品では、歯ブラシが1分間に左右約10,500回反転、上下約48,000回振動する「プロクリーニングモード」を追加し、同社の電動歯ブラシ史上最高の機能と磨き心地を実現したとしている。
【動画】ブラウン オーラルB ジーニアス9000の動きとLED |
さらに、新モデルはバッテリーにリチウムイオン電池を採用。1日に2回(2分間ずつ)使用した場合で、最大12日の連続稼動を可能にした。充電時間も、従来の半分である12時間に改良された。
そのほか付属品として、サニタリールームの鏡などにスマートフォンをセットできるホルダーや、トラベルケースを同梱。トラベルケースはUSB端子を備え、本体を収納した状態でスマートフォンと同時に充電ができる。充電器は海外の電圧にも対応する。本体サイズはW29×D35×H241mm。本体+ブラシの重量は138g。スマホアプリの対応OSは、Android 4.3以上、iOS(iPhone 4S以降)。
新製品では「プロクリーニングモード」を追加。他に「やわらかクリーニングモード」、「歯ぐきケアモード」、「ホワイトニングモード」、「舌クリーンモード」「クリーンモード」という6つのモードを搭載。手元のボタンを押すと切り替えられる |
ケースの側面には充電用の端子を備えており、ケースに入れたまま充電が可能 |
デザイン上のアクセントにもなっている、ブラシ圧のアラートを表示する本体リング部分のLED。LEDの発光カラーは12色からカスタマイズ可能 |
ゲストは松岡修造さん
10月13日には新製品発表会も開催。アンバサダーを務める松岡修造さんが登場。ブラウンでオーラルケアの研究開発を担当しているP&Gグローバルオーラルケアのアダム・ボールディング氏、歯科医の文野弘信氏とともに、トークセッションをはじめ、歯垢にまつわるクイズに挑戦した。
以前からオーラルBの利用者であるという松岡さんは、発売に先駆けて今夏のリオ五輪にも新製品を携帯したとのこと。「以前は海外の電圧に対応していなかったが、新製品は海外取材の時にもそのまま使える。リオ五輪では11日間の滞在中、充電は1回しかしなくても大丈夫だった」と話す。
「テニスでボールを打つ時には歯を喰いしばるので、歯というのは大事でケアが重要。オーラルBで磨くと本当に歯の表面がツルツルになる。この感触は病みつきになるので、とにかく多くの人に体験してほしい」(松岡さん)と新製品をPRした。