『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』……。アイドルを主軸に置いたスマートフォン対応のリズムゲームは、今や様々な種類のものが配信されている。そんななか、パズルゲームなどのアプリを開発するクロノスによるアイドル×音楽ゲーム『8beat Story♪』(エイトビートストーリー)が、2016年5月に誕生した。
今回は本アプリについて、登場キャラクターを演じる声優の社本悠、金魚わかな、吉村那奈美にインタビュー。ゲームの魅力、そして「ゲームに出てくるキャラクターと、現実世界でも会える&ふれ合える」をコンセプトとしたアイドルグループ「8/pLanet!!」(ハニープラネット)として活動する彼女たちが抱く想いと夢を伺った。
キャラクターは自身と誕生日も同じで、3人にそっくり!?
――今回は『8beat Story』のことや演じられているキャラクターのことに加え、ご自身たちのことについてもお伺いできればと思います。初めに、『8beat Story♪』とはどういった作品でしょうか。
社本 はい!『8beat Story♪』、略して『エビスト』は、アンドロイドたちの音楽が中心になってきている世界で、「生の歌声を届けることでしか生まれない感動を広めたい!」という想いを持つ女の子が集まってアンドロイドに音楽でバトルを挑んでいく、というストーリーです。女の子たちは、「音の杜学園」という学園に集まった、学年も性格もバラバラな8人で、みんなそれぞれに夢や目標を持っています。プレイヤーさんはこの8人をまとめる学園の先生になっていただき、彼女たちがライブバトルで勝利するためのアシストをしていただく、といったゲームです!
――壮大なストーリーですね!
金魚 そうなんです! でも配信されて4カ月ほどのコンテンツなので、まだ始めていらっしゃらない先生方(プレイヤー)でも、追いついていただけると思います。これからの展開も見逃せないのでぜひ!
――ゲーム性についてもお伺いしてよろしいでしょうか?
吉村 ゲームシステムとしては、8つのボタンを使ったリズムゲームを楽しみながらメインストーリーやキャラクター個別のストーリーを進めていくという流れです。リズムゲームの難易度はEASY、NORMAL、HARD、EXPERT、MOTHERの5つがあります。私もゲームをやっているのですが、EXPERTまではクリアできるようになりました! MOTHERはなかなか難しいですね……。
――元々リズムゲームが好きなんですか?
吉村 かわいい女の子もリズムゲームも好きなので、よくやっています。しゃも(社本)とはいくつか同じリズムゲームをやっていて、休憩中に話をしたりします。
社本 そうですね。あっ、もちろん私も『エビスト』やっています! 『エビスト』は私が出ているからということで、お母さんもやってくれてて! でも、あんまり得意じゃないみたいで、よくミスをして、私が演じているキャラクターから「ごめんなさい」って謝れると言っていました。「なんか娘に謝られている……」と変な気持ちになるみたいです(笑)。
――ご家族ならではの悩みですね(笑)。金魚さんはリズムゲームは?
金魚 私も『エビスト』はやっています! でも、他のリズムゲームはあんまり……。というより実は、電子機器があまり得意じゃないんです。なので、みんなに追いつくのに必死です(笑)。
――ははは、頑張ってください! 続いて演じられているキャラクターについてお伺いできればと思います。それでは……。
社本 はい! 私からいきます! 私が演じているのは、桜木ひなたという女の子です。「音の杜学園」に通う8人の女の子からなるユニット「8/pLanet!!」(ハニープラネット)のセンターを務めています! ただ、周りを引っ張っていくリーダーという感じではなく、自然と周りをまとめられるタイプの子です。天然でほんわかしていて、それでいてドジ(笑)。その辺りも含めてすごくかわいい子です。
――アイドルらしい要素がたくさん詰まっている子のように感じます。
社本 そうですね! ひなたは元々アイドルが好きでずっとアイドルになるのを夢見ていた子です。まだまだひよっ子ですが、よろしくお願いします(笑)。
――思わず、応援したくなるタイプですね! 続いては、金魚さんお願いできますか?
金魚 私が演じているのは姫咲杏梨ちゃんです。学年は3年生で、メンバーの中ではセクシーで大人な感じの立ち位置です。ただ、そのセクシーさも日々の研究で成り立っているという、実は健気な女の子です。もう一人の3年生である橘彩芽ちゃんと2人でセットになることが多いですね。
――歌声なども少し大人だなという印象を受けます。最後に吉村さん、お願いできますか?
吉村 私は、趣味が音楽編集と動画配信という、引きこもり体質な性格の源氏ほたるを演じています。学年は1年生です。ほたるちゃんは趣味が趣味なので、みんなと比べてアイドルらしさがあまりない子ですが、ライブが始まったらテンションが上がって誰よりも前に出ちゃいます。自由な子ですが、自分のなかでやりたいことはしっかりしている、といったタイプの子ですね。
――なるほど。いろいろな個性を持つ子が集まっていますね。プロフィールを見ていて気になったのですが、みなさん、演じられているキャラクターと誕生日が同じですよね?
社本 そうなんです!
――誕生日以外にもキャラクターと共通しているな、似ているなという部分はございますか?
社本 アイドルに憧れているという部分はひなたと似ていますね。今でもアイドルの歌を聴いたり、MVを見たりしているので、共通する部分だなと思います。ゲーム内のストーリーでひなたが「こういうアイドルになりたい!」と想いを口にすることがあるんです。それが私にはすごく共感できて。
――共感できる部分がたくさんあって演じやすい?
社本 そうですね。私自身が感じることをそのまま演技で表現できるので、演じやすいと思っています。
――逆に、ひなたにあって自分にはないと思う部分はありますか?
社本 ひなたって自然と甘えることができるんですよ。先生(プレイヤーさん)などに何が欲しいとかサラッと言えちゃうんです。そういう「甘える」ことは、私があまりできないことで。なので、甘えるシーンの収録にも苦労しました。でも私にはできないことをひなたはできるから、見習わなければという気持ちで収録しました。
――自分にはない部分も理解しつつ、ひなたを演じているんですね。では、次に金魚さんはどうでしょうか?
金魚 私は運動音痴なところが似ていると思います。杏梨ちゃんはファッションなどのオシャレをすることは得意なのですが、肝心の歌とダンスが少し苦手なんです。私も特にダンスが苦手なので、共感できますね。
社本 えぇ~!? 苦手って本当に? 一緒に練習していてもあんまり感じないけど……。
金魚 杏梨ちゃんが3年生でみんなの先輩だから、努力しているんです!(笑)。
――なるほど。実は努力家という一面も杏梨と共通する部分のように感じます。
金魚 そう言っていただけると嬉しいです!
社本 あと金魚ちゃんって、服装が杏梨ちゃんに似ているよね。
吉村 というか、最近は似せてきているでしょ(笑)。
金魚 実は(笑)。レッスンに来るときは気持ちを少しでも杏梨ちゃんに近づけたいので、格好から入るようにしています。
――少しでもキャラクターに近づこうとする姿に「愛」を感じます! 続いて、吉村さんは演じているキャラクターと似ているなという部分はございますか?
吉村 私自身はほたるちゃんとあんまり似てないと思っていたんですけど……。
社本 いや、似てる、似てる!
吉村 ……という具合に周りからは似ている、そっくりと言われることが多いです。何も考えてない無の状態のローテンション、ライブ中のハイテンションがまさに吉村そのものだよ! と言われるんです。
――周りから言われるということは、かなり似ていそうですね。
吉村 周りから言われるようになってから、確かに引きこもりがちなところや、夜遅くまで起きて朝が苦手な部分とか、ほたるちゃんと共通する部分も結構あるなと感じるようになりました。ほたるちゃんみたいに「ふにぃーっ!」とは言わないですけどね(笑)。