「SnapBridge」でスマホに自動転送

3つのアクションカメラ新製品に共通して、「SnapBridge」機能を搭載。これはBLE (Bluetooth Low Energy) でカメラとスマートフォンを常時接続しておき、無線LANを併用して撮影画像を自動転送するニコン独自の仕組み。ニコンの提供するストレージサービスにスマートフォン経由で画像を自動保存することもできる。

D3400から搭載されているSnapBridge

スマートフォンと連携することで、同社はカメラとインターネットが接続するとして、「IoT (Internet of Things:モノのインターネット)」をもじって「Internet of Cameras」と表現。ニコンの執行役員 映像事業部マーケティング統括部長の池上博敬氏は、今回のSnapBridgeの機能は「Internet of Camerasの第一歩」と話し、今後多くの製品にSnapBridgeを搭載し、ユーザーが高品質な写真を撮影してシェアする機能を提供していく考えを示した。

ニコン 執行役員 映像事業部マーケティング統括部長の池上博敬氏

池上氏は今回の新製品について、アダプターなどを介して体の一部などに装着する「ハンズフリーウェアラブルカメラ」と表現し、スポーツやアクティビティの状況を押さえるカメラとしてだけでなく、すべての人が「ストーリー」を記録するカメラだと紹介した。

欧州では、まだそれほどアクションカメラの市場規模は大きくなく、ブースの来場者もニコンのデジタル一眼レフカメラを試用する人が多い。しかし、ニコンでは今回のKeyMissionシリーズを単なるアクションカメラではなく、ユーザーの日常をストーリーとして記録できるカメラとして提供することで、市場の拡大を目指していく考えだ。

ニコンブースで人気なのはやはりデジタル一眼レフコーナー

ミラーレスのNikon 1シリーズは、やはり欧州ということもあって人の集まりは比較的弱めだった