米Microsoftは9月14日(現地時間)、Windows InsidersプログラムのFastリングにPC用およびモバイル用の「Windows 10 Insider Preview Build 14926」の提供を開始した。

試験的な機能として、Microsoft Edgeのタブに「スヌーズ(Snooze)」が追加されている。これは開いているタブをCortanaのリマンダーに追加するアクションだ。後でゆっくり読みたいWebページ、別の作業で参考にしたいWebページなど、すぐに読まないWebページを開きっぱなしにしておくとタブだらけになるし、メモリーも消費する。開いているタブをスヌーズするとCortanaのリマインダーになり、通知として表示され、アクションセンターで管理できる。後でそれらを閲覧する時に素早くEdgeで開ける。効率的なブラウジングが可能になる。

ユーザーのPC利用環境を保つように、アップグレード処理が改善された。アップデート時にユーザーが削除したアプリをチェックし、メールやマップなどWindows 10の標準アプリを含め、ユーザーがアンインストールしたアプリを再インストールせずにアップデートを完了する。

また、PINを用いたログインも改善され、Num Lockの状態に関わらず数字が入力されるようになった。モバイル版では、全てのWindows 10デバイスで統一したユーザー体験を実現する改良の一環として、Wi-Fi設定ページのアップデートが行われている。

Insider Preview版を使用していてしばらくアップデートしていなかったら、間もなくいくつかの古いビルドが有効期限に達するので注意が必要だ。古いInsider Previewが動作しているPCでは9月15日から1日に1回、期限に関する警告が表示される。10月1日から3時間ごとに再起動するようになり、そして10月15日に起動しなくなる。ビルド14926にアップデートした場合、有効期限は2017年5月1日になる。

MicrosoftはBingでの検索にポイントを提供するBing RewardプログラムをMicrosoft Rewardに改め、Windows StoreやMicrosoft StoreなどでのショッピングやMicrosoft Edgeの利用などに報酬プログラムを拡大している。「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 14926 for PC and Mobile」によると、Rewardプログラム登録者はInsider Preview版でもRewardポイントを獲得できる。