エプソンは1日、本体側面に大容量インクボトルを装着するA4インクジェット複合機「EP-M570T」を発表した。10月から発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は30,000円台後半。

EP-M570T

プリンタ、スキャナ、コピー機能を備えるA4対インクジェット複合機。側面に大容量インクボトル(エコタンク)を装着できる低ランニングコストモデルで、従来モデル「EW-M660FT」と比較して本体の横幅が約70mm縮小。設置性が向上している。

シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色独立型染料インクを採用。購入時に各色のインクボトルを2本ずつ同梱しており、このインクボトルだけで約14,000ページの印刷が可能。月にA4カラーで約300ページ印刷しても、約2年間使い続けられるとしている。追加のインクボトルを購入した場合のランニングコストは、カラー約0.6円、モノクロ約0.3円。インク残量は側面から目視で確認できる。

印刷速度はカラー約5.0ipm、モノクロ約10.0ipm。本体の耐久性は3万ページ。給紙トレイには100枚の用紙をセット可能で、1.44型液晶ディスプレイとデータ読込用のSDメモリーカードスロットを備える。フチなし印刷にも対応。無線LAN機能も搭載しており、専用のプリントアプリ「Epson iPrint」を使うことで、スマートフォンやタブレットに保存してある写真の印刷も可能。また「Wi-Fi Direct」機能により、直接ワイヤレス接続しての印刷も行える。

主な仕様は、印刷方式がMACH方式、解像度が5,760×1,440dpi、ファーストプリントタイムがカラー約16秒、モノクロ約10秒、対応用紙サイズがA4まで。スキャナの読み取り解像度は75~9,600dpi。インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW445×D528×H303mm(使用時)、重量は約5kg。対応OSは、Windows XP(SP3)、Vista、7、8、8.1、10、Mac OS X 10.6.8以降。