シリーズ総監督の名越稔洋氏

秋葉原のUDX THEATERにて26日、PlayStation4専用ソフト『龍が如く6 命の詩。』の記者発表会が行われ、シリーズ総監督の名越稔洋氏が登壇。ビートたけしをはじめとした出演俳優陣を発表した。

出演が発表されたのは、陽銘連合会系傘下広瀬一家総長の広瀬徹をビートたけし、その若頭の南雲剛役に宮迫博之、若衆の宇佐美勇太役に俳優の藤原竜也。そして新興勢力である東城会直系染谷一家総長・染谷巧役に小栗旬、広島の造船会社である巌見造船社長の巌見恒雄役の大森南朋、広島・尾道仁涯町のスナック「清美」のママを務める美女・笠原清美役に女優の真木よう子の6名。

キャスティングについて名越氏は、「ビートたけしさんが演じる広瀬は、とらえどころのない、ユーモアも持ちあわせた、いろんな魅力をもつ人物。一方で物語の中でキーマンになるキャラクターになっています」と説明。さらに、すでにシリーズに出演経験のある宮迫と藤原については「とにかく抜群に上手なので、いつかもう一度お願いしたいと思っていた」と明かした。そして真木についても「個人的には女優さんとして大好きで、いつかお願いできたらなという一人だった」と念願叶ったようだった。

また、大森が演じる巌見はその雰囲気もぴったりであることから、「淡々とした空気感が重くてかっこいい方なので注目していただきたい」と見どころを紹介。最後に登場した小栗演じる染谷には、その映像を眺めながら「似方にびっくりしました。小栗さんはいろんな役をされている方なので、味付けに期待と不安がありましたが、CGになっても素晴らしかったですね」と絶賛した。

今回実力派声優陣が集結したことについて、名越氏は「最初のうちはキャスティング一つとっても、OKをしてもらえた記憶はほとんどありませんでした。中には人づてではありますが本人から出たいと逆オファーをいただいたりと、そういうところに来るまでに11年間と長い時間がかかったんだなと思うとともに、今回は我々が妥協なく理想とするキャスティングができたことをうれしく思っています」と感慨深く語った。

本作のサブタイトルは「命の詩。」。名越氏によると、「。」を付けたのはシリーズの区切りを意味しており、桐生一馬伝説の最終章となるという。ゲームの舞台は広島県・尾道で、東京・神室町とのコントラストもドラマのダイナミズムを生み出す装置に。さらに今回はPS4としての新たなチャレンジとして、その表現力を駆使した街の作りこみにもこだわっているという。

PlayStation4専用ソフト『龍が如く6 命の詩。』は、2016年12月8日発売。価格は8,190円(税別)となる。

神室町天下一通りゲート

尾道仁涯町スナック街

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