Microsoft Edge

Microsoftは2月3日(米国時間)、「Looking ahead: Microsoft Edge for developers in 2016|Microsoft Edge Dev Blog」において、2016年に同社がMicrosoft Edgeに対して取り組む開発項目の優先順位を示した。

  1. Web技術を活用したエクステンション・プラットフォームとWindows Storeでの提供開始
  2. 多種多様なアクセシビリティとデザインカスタマイズ機能の提供
  3. セキュリティ強化、パフォーマンス向上、効率性改善
  4. 標準規約への準拠や他の主要ブラウザとの互換性向上
  5. コミュニティとの情報共有の向上

パフォーマンス向上、セキュリティ強化、アクセシビリティ改善、デザインカスタマイズ性向上、標準機約への準拠、互換性の向上などはこれまでもMicrosoftがMicrosoft Edgeの開発において重要視してきた部分だ。今回の発表で特に注目されるのはエクステンション関連の開発が最も高い優先度に設定されている点にある。

MicrosoftはWindows 10のプロモーションをこれまでのどのリリースよりもうまく進めており、Windows 10の普及率はどのWindowsよりも速いと評価されている。しかし、Windows 10の普及と比べて、Microsoft Edgeの採用率は低いものにとどまっている。その最大の理由がエクステンションにあると言われており、Microsoftは2016年にはこの部分を強化して巻き返しを図りたいと見られる。