インターネットの登場で決定的に変化した5つの業界とは?

BetaNewsは1月4日(米国時間)、「How the Internet has forever changed five major industries」において、インターネットの登場によって大きな変化が発生した5つの業界を紹介した。具体的には、音楽業界、小売業界、出版業界、旅行業界、タクシー業界が取り上げられている。

取り上げられている主な内容は次のとおり。

• 音楽業界：CDなどの販売が落ち込むとともに、デジタルでの販売収益の成長も低調。CDなどを販売している店舗は経営戦略の見直しを迫られ、アーティストはライブやフェスティバルといったイベントに追加の収益源を求めるようになった。大企業よりもコンシューマやアーティストの主導権が移りつつある。
• 小売業界：商品の検索と購入が手軽にできるオンライン・ショッピングが普及し、物理店舗の閉店が増加。
• 出版業界：Amazon Kindleなどの電子リーダー市場が成長する中、物理書籍の販売は低迷。従来の出版社は新しい事業の模索を余儀なくされている。また、インターネットの普及によって個人による出版市場が成長。
• 旅行業界：個人がオンラインでフライトの予約、ホテルの予約、旅行中の予定などを組むようになったため旅行代理店への需要が低迷。ホテル業界はインターネットによる予約への対応などが必須となった。
• タクシー業界：モバイルアプリによるライドシェア市場が成長。従来のタクシーへの需要を低迷させている。

比較で取り上げられている企業は主に米国の企業。この10年ほどで業績が低迷した企業と大きく成業した企業を比較して取り上げている。