ジャストシステムは3日、日本語ワープロソフト「一太郎」シリーズの最新版となる「一太郎 2016」を発表した。標準版(税別20,000円)、プレミアム版(税別25,000円)、スーパープレミアム版(税別38,000円)があり、2016年2月5日に発売する。直販サイト「Just MyShop」では12月3日から予約を受け付けている。
一太郎 2016は、スマートフォンやタブレット、およびWindows 10といった、最新環境への対応を強化している。まずスマートフォンやタブレットへの対応では、新サービス「一太郎モバイルビューイング」提供。一太郎 2016で作成した文書を専用サーバに送信すると、一太郎モバイルビューイングアプリ(無料)をインストールした端末で文書を見られる。専用アプリも2016年2月5日の提供予定だ。iOS用とAndroid用をリリースする。
Windows 10や最新PCへの対応では、タッチ操作に適したUIを持ちつつ文書閲覧に集中しやすくする「タブレットビューア」モードを搭載。加えて、2in1タイプのPCがタブレットスタイルになると、一太郎が自動で他ビュレットビューアモードに切り替わるようにした。高解像度(高dpi)の画面にも配慮し、全体的にくっきり見やすいUIとしたり、表示の行間を調整したりしている。
そのほか、アートな文字表現機能「モジグラフィ」、本格的な新聞から学級新聞まで新聞作成をサポートする「らくらく新聞テンプレート」(および各新聞社が採用しているモトヤ製の新聞書体を2種類)、写真の人物などを自然に切り抜ける「写真の切り抜き」機能、文章をコピー&ペーストしたときに便利な「まとめて改行削除」機能、プロ向け校正ツール「Just Right!5 Pro」のエンジンを用いた校正機能などを備えた。同梱の日本語IMEは「ATOK 2016」だ。
一太郎 2016 プレミアム
プレミアム版には一太郎 2016のほか、グラフィックソフト「花子 2016」、メールソフト「Shuriken 2016」、英語の読み上げにも対応した音声読み上げソフト「詠太 6」が同梱されている。さらに、8書体のモトヤフォント、ATOK用のデジタル辞典「精選版日本国語大辞典 for ATOK」(小学館)も付属。
なお、花子 2016とShuriken 2016は単体でも発売される。税別価格は、花子 2016が9,800円、Shuriken 2016が4,800円。
一太郎 2016 スーパープレミアム
スーパープレミアム版には、標準版とプレミアム版の内容に加えて、フォトレタッチソフト「Zoner Photo Studio 17 HOME J」、Microsoft Officeとの互換性を強化した表計算ソフト「JUST Calc 3」、プレゼンテーションソフト「JUST Focus 3」、一太郎の開発者が教えてくれるガイドブック、世界的な百科辞典「ブリタニカ国際大百科事典」が付属する。