10月24・25日、東京都・中野サンプラザで「秋のヘッドフォン祭 2015」が開催されている。ベンチャークラフトは、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「SounDroid VAROQ」の試作機を出品した。12月中旬の発売に向け、現在も改良を続けているという。

SounDroid VAROQの試作機。USB DAC機能も備えている

SounDroid VAROQは、音楽CDからリッピングした音源などを、DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitにアップコンバートできるポータブルプレーヤーだ。DACチップには旭化成エレクトロニクスの「AK4490」を採用。「手持ちの音源を最大限に生かす」という姿勢のもと開発されている。Linuxをベースに開発したオリジナルOSを搭載。メモリは内蔵せず、microSDカードスロットを装備している。

サンプリングレートは設定画面から簡単に変更可能

再生する楽曲に色を付けるフィルタモード。Super Slow、Fastなどスピード感に関するメニューがあった

バッテリー駆動時間は約7時間(44.1kHz/16bitのFLAC音源再生時)。対応ファイル形式はMP3、WAV、AIFF、AAC、ALAC、FLAC、DSDIFF、DSFなど。サイズと重量は不明だが、ジーンズのポケットにすっぽりと入る大きさだった。

ポケットに入れた状態で音量が調節できるよう、ボリュームノブを上部に装備している

カメラを意識したデザインを採用。ボリュームノブがシャッターボタンのように見える?