ロジテックINAソリューションズは15日、産業用・業務用カスタムコントローラとして、ファンレスモデル「LB-JB11」と、コストパフォーマンスに優れた長期供給モデル「LR-45S30」を発表した。11月上旬から発売し、価格はオープン。
LB-JB11
「LB-JB11」は、第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)を搭載するカスタムコントローラ。チップセットにはMobile Intel QM87 Expressを搭載し、パフォーマンスと低消費電力の両立を図っている。ファンレス仕様となっており、環境動作温度50℃の状況でもファンレスで動作。構成としてSSDを選択することで、ゼロスピンドルとなり、耐振動性能を向上できる。
インタフェースにはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、シリアル×4、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI×2、DVI×1を搭載。内部にはSATA×1を備える。OSはWindows 7 Professional for Embedded Systemsか、Windows Embedded 8.1 Industry Proを選択可能。ウォールマウントキットが付属する。
LR-45S30
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LR-45S30 |
「LR-45S30」は、第3世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Ivy Bridge)を選択できる19型4Uラックマウントモデル。Intel XeonやECCメモリを選択して信頼性の高いシステムを構築可能。従来モデル「LR-41」シリーズよりも奥行きが30%短くなったが、最大270mmの拡張カードを増設できる。5.25インチベイ×2と3.5インチベイ×2基を備え、拡張性にも優れる。
本体正面と3.5インチベイには吸気ファンを内蔵し、背面には排気用ファン×2基を搭載。電源ユニットのファンと合わせてきょう体内部を冷却する。吸気ファンにはフィルタも装備。電源はニプロン製の国産モデル「ePCSA-500P-X2S」を標準搭載する。不用意な操作を防止する可動式カバーを装備。
最小構成の主な仕様は、CPUがIntel Pentium G850(2.90GHz)、メモリが2GB、ストレージが320GB HDD。OSはWindows 7 Professional for Embedded Systems。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×6、HDMI×2、D-sub×1、オプションでシリアル×1を増設可能。本体サイズはW427×D355×H177mm、重量は約13kg。