米Googleは9月29日(現地時間)、初めて同社がハードウエアまで手がけたタブレット「Pixel C」を発表した。Chromebook Pixelと同じアルミニウム筐体を採用。ディスプレイは10.2インチ(2560×1800、308ppi)、プロセッサはNvidia Tegra X1。USB Type-Cポートを備える。OSはAndroid 6.0 Marshmallow。

Pixel Cの"C"はコンバーチブル(Convertible)を意味する。マグネットでPixel Cと接続するキーボードカバーが用意されており、フルサイズキーボードと組み合わせることでノートPCのように生産性を引き上げられる。キーボード接続時には、100度から135度の間で角度を調整可能。MicrsoftのSurfaceシリーズのキックスタンドのような補助はなく、接続部分のみでPixel Cを支えるが、しっかりと固定されるという。キーボードとPixel CはBluetoothを通じてデータをやり取りする。バッテリーを備えたキーボードは満充電から最長2カ月の使用が可能。カバーとしてPixel Cに装着した状態でPixel Cから充電するようになっており、ユーザーがキーボードの充電を意識する必要はない。

タブレットとしてPixel Cを使う時には背面にキーボードを装着しておける

アルミニウムを採用、薄く頑丈な本体

ホリデーシーズン前の発売を予定しており、価格は32GBモデルが499ドル、64GBモデルが599ドル。キーボードは149ドルだ。