9月17日に開幕した「東京ゲームショウ2015」の東プレブースでは、COMPUTEX TAIPEI 2015で初展示した"アナログ入力モード"搭載の同社製キーボード「REALFORCE」や、RGB LED搭載で1,680万色カラー表示に対応した海外向けブランド「TYPE HEAVEN」が展示されていた。

「東京ゲームショウ2015」の東プレブース

出展ブースは業者に依頼し"東京ゲームショウ風"の内装へ。「新世紀エヴァンゲリオン」(アニメ版)のようなデザインだが内容はキーボードの図解など真面目な印象

今回、COMPUTEXでは参考出展となっていた「TYPE HEAVEN」が、2016年に国内発売することが決定した。価格は約2万円ほどの見込みで、海外モデルである「TYPE HEAVEN」の国内投入は初となる。ちなみにアナログ入力モードのREALFORCEは「未定のまま」とのこと。

投入予定のRGB LED搭載「TYPE HEAVEN」は、1,680万色のバックライト表示が可能な静電容量無接点方式のキーボード。他の「TYPE HEAVEN」と異なり、LED位置をキー中央へ配置。キーキャップは2色成形で、内部のレンズを介しLEDをキー表面に届かせている。

配列は英語104キーだが、発売時には日本語配列も検討する。入力位置は1.5mm/2mm/2.5mm/3mmの4段階で調節可能。キーストロークは4mmで、インタフェースはUSB。ケーブル長は1.5m。本体サイズはW455×D155.9×H31.1mm、重量は1.5kg。キー荷重は全キー45g。

RGB LED搭載の「TYPE HEAVEN」。発色は柔らかい色合いだ

こちらは発売未定のアナログ入力モード搭載「REALFORCE」

「REALFORCE」の本体デザインが変わる?

「今回の展示はCOMPUTEXとあまり変わらないんですよ~」と紹介してくれた東プレスタッフの方(かた)だったが、ブース内をよく眺めると、"2016年2月発売"と銘打たれた2種類のキーボードが目に入った。ほぼ1年ぶりの新製品である。

ひとつは「REALFORCE 108P-S」。PS/2インタフェースのみを備えた108配列キーボードだ。荷重は30g/45g/55gの変荷重で、ストロークは4mm。本体サイズはW456×D160×H39mm、重量は約1.4kg。PS/2はUSBと異なり基本的に同時押しキー数の上限がないNキーロールオーバーが可能なインタフェースで、「今でもかなり需要がある」という。

もうひとつは「REALFORCE 91UG-S」。こちらは全キー30g荷重で91配列のテンキーレスキーボード。インタフェースはUSBで、ストロークは4mm。本体サイズは366×160×39mm、重量は1.2kg。上記の108-Sとともに静音タイプとなる。

2016年2月に発売予定の新モデル。2014年9月以降新製品がなかったため、約1年ぶり(発売時期換算では約1年半)のモデルとなる。「あ、これは今回初展示のモデルで……」と話すスタッフさんだったが、展示内容、「COMPUTEXと同じ」じゃないじゃないですか! 一年ぶりの新製品、一体どんなモデルのかと見てみると、全キー30g荷重モデルとPS/2インタフェースの変荷重モデルだった。なかなか見る機会が少なくなったPS/2インタフェース、Nキーロールオーバー志向のユーザーは要注目だ

また、検討中ではあるが、2016年には「REALFORCE」のきょう体デザインの変更も考えているとのこと。慣れ親しんだ古き良き形状が変わってしまうのは残念でもあるが、実際に変更されるかどうかも含め、今後も注目していきたい。