ベンキュージャパンは8日、35型の曲面ゲーミング液晶ディスプレイ「XR3501」を発表した。10月20日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は129,800円前後(税込)。2015年6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2015に合わせて海外発表されていたモデルだが、日本での発売概要が明らかになった。

XR3501

AMVA+パネルを採用し、アスペクト比が21:9、解像度が2,560×1,080ドットとなるウルトラワイドタイプの曲面液晶ディスプレイ。画面の曲がり具合は、「2000R」のカーブを描く。ベンキューが「ゲーミング」環境を研究してきた結果、2000Rが最適なカーブであり、ユーザー側から理想的な視野スペースが得られるという。

同日に行われた発表会での展示から

リフレッシュレートは144Hzに対応し、FPSやレーシングゲーム、動画において、滑らかな表示を実現する。G to Gの応答速度は4msだ。また、暗いシーンの視認性を高める「Blach eQualizer」カラーエンジンを搭載しており、画面内の暗い場所や明るい場所を見やすくする。

色の鮮明さを調整する「Color Vibrance」機能を使うと、表示がより立体的になったり、敵が見やすくなったり、照準を合わせやすくなったり、といった効果が見込める。ゲーム用の画面モードも備えており、具体的には、Need for speed向け(Gamer1モード)、CSGO向け(Gamer2モード)、Battlefield向け(Gamer3モード)などだ。

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そのほか主な仕様は、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が2,000:1(DCR時2,000万:1)、視野角が上下左右とも178度。バックライトはLEDで、ちらつきを減らすフリッカーフリー機能や、ブルーライト低減機能を搭載する。

映像入力インタフェースは、HDMI 1.4×2、DisplayPort×1、mini DisplayPort×1の4系統。音声入出力は、ヘッドホン出力×1、ライン入力×1、ライン出力×1だ。内蔵スピーカーやUSBハブ機能は持たない。スタンドではチルト(下5度/上15度)のみ可能で、ネック部分にはケーブルをまとめて通すホールを設けている。消費電力は最大66W、標準51W、本体サイズは852.8×D205.6×H499.1mm、重量は約11kg。