米Googleは17日(現地時間)、「Android M」の開発コード名で知られる次期Androidの正式名称が「Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)」であると公式ブログで明かした。
Androidの名称は、Cupcake(1.5)、Donut(1.6)、Eclair(2.0-2.1)、Froyo(2.2)、 Gingerbread(2.3)、Honeycomb(3.1-3.2)、Ice Cream Sandwich(4.0)、Jelly Bean(4.1-4.3)、KitKat(4.4)、Lollipop(5.0-5.1)など、歴代のバージョンでお菓子の名前が付けられてきた。新しいAndroid 6.0では、Marshmallow(マシュマロ)が採用されることになる。
「Android 6.0 Marshmallow」では、ユーザーがアプリのアクセス許可を制御できるアプリ・パーミッションや、アプリ間の連携を強めたアプリ・リンク、端末のスリープ中に挙動を検出しバッテリ駆動時間を伸ばす「Doze」といった新機能が実装される。
同日公開されたAndroid 6.0 SDKの正式版では、Android 6.0のAPIレベル23をターゲットにしたアプリをGoogle Playへ公開できる機能を導入。Android 6.0 SDKの正式版はAndroid StudioのSDK Managerを通じてダウンロードできるが、含まれるシステムイメージはまだ開発者版のままとなる。このため、サポートデバイスがNexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Playerとなり、「一般ユーザーの利用には適さない」としている。
一般ユーザーへの提供は今秋。「Android 6.0 Marshmallow」の公開に合わせ、API 23による新しいアクセス許可を有したアプリがインストールできるよう、Google Playもアップデートされる。