既報の通り、ドスパラは28日深夜にWindows 10の発売を記念した深夜イベントを、「GALLERIA Lounge」で開催した。テクニカルライターの髙橋敏也氏によるトークショーのほか、"PC業界有名人"による「飛び入りプレゼンテーション」も予定。イベントの様子はニコニコ生放送でも中継された。
深夜イベントでは、Windows 10をイメージしたケーキも登場。Windows 10の提供開始を記念し、特別ゲストの3人がケーキ入刀した。写真は左から、NVIDIAの高橋一則氏、テクニカルライターの髙橋敏也氏、日本AMDの森本竜英氏。「え、本当に入刀するの……」と苦笑気味のお三方 |
Windows 10は「ひとつのマイルストーン」
「Windows今昔物語(仮)」では、テクニカルライターの髙橋敏也氏がWindows 10の新機能やアップデートに関する情報を紹介した。
注目の情報として、Windows 10のDSP版はバンドル販売が再開。現在販売しているDSP版Windowsは、在庫がなくなるまでは単体販売、新入荷製品はバンドルになる。また、Windows 10の新機能である音声デジタルアシスタント「Cortana」に関して、"ボイスジェネレートセット"が出てくるのでは、と予想(妄想)。自分の好きな声への変更はもちろん、「例えばツンデレ系Cortanaなど表現力もチューニングできるのでは。非常に期待する」と話した。また、「Windows Hello」の生体認証機能は、対応機器が広がれば多くの人が使う機能になると予測。生体認証システムは、「生きてる人間か、死んでる人間かも判断できる」機能があるという。
髙橋敏也氏によると、Windows 10は、Windows 7とWindows 8の「良いとこ取り」のOSという。Microsoftにとっても、ユーザーにとっても「マイルストーンになるOS」。10年後、20年後に「Windows 10以前・Windows 10以降」という区分をするかもしれないほどのポテンシャルを秘めているOS、とのこと。
「Windows 10を持って、30年前のMicrosoftに『こういのを作って欲しい』『これからこういうOSが出るんだよ』と言っても、Microsoftは信じないと思う。これを今我々が使うことができる。Windows 10はひとつのマイルストーンであり、始まりです。まずは楽しみましょう!」(髙橋敏也氏)
NVIDIAとAMDもWindows 10に期待
予定されていた「"PC業界有名人"による飛び入りプレゼンテーション」、登場したのはNVIDIAの高橋一則氏、そして日本AMDの森本竜英氏だった。高橋一則氏はWindows 10とともに提供される、Microsoftが開発するグラフィックスAPI「DirectX 12」とNVIDIA GeForce GTXとの関わりを紹介した。
森本氏は「Windows 10はAMDが待ち望んでいたOS」とコメント。Windows 10はCPUとグラフィックスの両方のパワーを効率良く使えるとし、新しいAPU、GPUのパワーを実感して欲しいと締めくくった。
店頭最速! Windows 10搭載タブの引き渡し
「GALLERIA Lounge」では29日0時から1時の間に、Windows 10をプリインストールした8.9型タブレット「DG-D09IW」の引き渡しも行われた。
「DG-D09IW」は、通常価格が約25,000円(税別)のところ、今回のWindows 10提供開始に合わせ、100台限定で10,000円で販売。予約開始となる28日は、営業時間開始の11時から購入希望者が並んでおり、午前中には全て完売したという。
実際に端末を受け取れるのは、29日0時から1時の間だったが、引き渡し場所となる「GALLERIA Lounge」1Fでは、0時20分の時点で97名が引き取り済み。3台を残すのみ、という盛況な様子だった。