5月28日、4コアCPUと優秀な内蔵GPUによるバランスの良い環境を構築できるAMDのAシリーズAPUプロセッサに、新たなモデル「A10-7870K」が登場した。コードネーム"Godavari"として知られるこのA10-7870Kは、従来のAシリーズ最上位モデル"Kaveri"こと「A10-7850K」より、CPU/GPUの動作クロックを引き上げることに成功。Socket FM2+対応のマザーボードと組み合わせることで、日常作業から簡単なゲームまで幅広く対応できるPCを、コストパフォーマンス良く構築することが可能だ。
そんなA10-7870Kを搭載した新モデルが、さっそくマウスコンピューターから発売された。HDDモデルなら5万円台(税別)、SSD+HDDと16GBメモリを搭載したモデルでも7万円台(税別)という手頃な価格設定での登場だ。今回はこの"Godavari"搭載モデルの最上位機種「LM-AR330X2-SH」を詳しくチェックしてみよう。
APUプロセッサ「A10-7870K」を軸としたシンプルな構成
CPUにグラフィックス機能を内蔵したAPUプロセッサを搭載しているだけに、LM-AR330X2-SHの構成はシンプルだ。本機のポイントとなるA10-7870Kは、ベースクロック3.9GHz、ブーストクロック最大4.1Hzで動作する4コアCPUと、866MHzで動作するRadeon R7 グラフィックスを内蔵。従来の「A10-7850K」に比べてCPU/GPUともに処理能力が向上しており、快適な環境をより手軽に利用できる。
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CPU-Zで見た「A10-7870K」 |
筐体には、W180×D382×H373mmというスリムかつ奥行きの短いミニタワーケースを採用しており、別途グラフィックスカードなどは搭載していない。今回借りた試用機は光沢のある樹脂製の黒いフロントパネルを備えるが、ホワイトモデルも発売されているので、明るい雰囲気を出したいならそちらのモデルを検討するといいだろう。熱源となるパーツが少ないため、前面にも背面にもケースファンは搭載されておらず、自然な空気の流れによってPCケース内の冷却が行われる仕組みだ。
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2基の5インチベイ(うち1基は光学ドライブ搭載済み)、3.5インチベイを備えたフロントパネル。電源は中央右側に設置されている |
本体背面の様子。拡張スロットには何も搭載されておらず、ケースファンも搭載していないため非常にシンプルだ |
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本体左側面の様子。CPUや拡張スロットが搭載されている箇所にエアホールが設けられており、外部の空気を直接取り入れられる |
本体左側面のパネルを取り外したところ。ケーブルは5インチベイ後方にまとめられている。ケース前面にもファンは搭載されていない |
ヘッドフォン出力・マイク入力・USBなどの前面端子は、フロントパネル下部のフタを開けることでアクセスできる。普段は端子を隠しておけるためすっきりとした外観を保つことができるが、ヘッドセットなどを頻繁に使用するユーザーは開けっ放しになってしまうかもしれない。背面のI/Oパネルには、USB 2.0×4、USB 3.0×2、PS/2ポート、ギガビットLAN端子、HDオーディオ、そして映像出力端子としてDVI-DとVGAを搭載している。